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雨のバス釣り攻略法|春夏秋冬ごとの影響やルアー選びはコレでわかる!

「雨のバス釣りはよく釣れる」と、人から聞いたり、雑誌で目にしたりすることは多いと思います。でも、実際に釣りをしてみてもそんなに釣れなかったという方も多いはず。

この記事では雨のバス釣りについて、春夏秋冬ごとの影響やルアー選びに関する情報をお届けします。

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釣り歴27年のルアーマンです。

フィッシングカレッジ卒、釣具屋でルアー担当をしていました。

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雨のバス釣りはよく釣れる?

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雨の日にバス釣りに行ったことがある方、また釣りをしている最中に雨が降ってきた経験がある方は多いと思います。そんな雨ですが雑誌などで、「雨の日はバスがよく釣れる」と目にすることも多いです。

しかし、実際に雨の中バス釣りをしてみたものの、釣れなくて濡れて帰っただけ…なんてことを経験した人もいらっしゃるでしょう。たしかに晴れているときよりも雨が降っているときのほうがバスは釣りやすいですが、その影響やルアー選びを理解しておかなければ釣れないことも多いです。

この記事では雨がバス釣りに与える影響やルアー選びについて、知識と経験をもとに解説していきます。

雨がバス釣りに与える影響

雨がバス釣りに与える影響は大きく5つに分けられます。

それは、①バスの活性、②バスの警戒心、③水質、④水温、⑤光量の5つです。

それぞれの詳細を以下に解説していきます。

1.バスの活性

基本的に雨の日は、バスの活性が上がることが多いです。特に一気に気圧が下がると、活性が一気に高まりやすいです。その理由は低気圧やのちにご紹介する光量の少なさが影響しています。

雨でバスの活性が上がる理由はうやむやにされることが多いですが、個人で考える理由としては、

①低気圧で天候が荒れる心配が高まりバスが餌を活発に捕食しようとする結果、焦りで判断力が低下する
②光量が少ないことでバスがルアーを偽物と判断しづらくなる
③光量が少ないことで水生植物や植物プランクトンが生み出す酸素量が減り、これもバスの判断力を下げる

以上の3つを理由に、「雨はバスの判断力を下げてしまうため結果として釣れやすくなる」との考えが、バス釣りを長年やってきて思うところです。

ただし、この活性が上がるという情報だけを鵜呑みにすると、釣れない状況に陥るので注意が必要です。

2.バスの警戒心

雨の日はバスに警戒されることが少なくなります。雨によって釣り人の影がわかりづらくなることが大きな理由でしょう。

また晴れの日に比べれば、水中に足音が少し伝わりにくくなることも警戒されにくい理由だと思います。雨によって柔らかくなった地面は、釣り人の足音を緩和しているはずです。

余談ですが、バスが硬い地形を好む傾向があるのはこの「音」をいち早く察知できるためではないかと最近感じています。僕ら人間でも堤防に寝転がってみるとわかりますが、100メートルくらい離れている釣り人がスピニングリールのベールを返す音が普通に聞こえます。

3.水質

雨が降ると水質に少なからず影響が出ます。

強い雨が降ったり水域周辺が赤土だったりすると濁りが発生したり、逆に雨がフィールドの水を希釈する形でクリアアップしたりと影響が出てきます。雨が降ると濁ると言いますが濁ったり濁らなかったりで、また濁ることによって釣れたり釣れにくくなったりします。

さらに雨が水質に与える影響は、「その雨が降る前にどれだけ雨が降っていなかったか」によっても大きく変わります。雨の量や、陸上に溜まっていた栄養素や塵などが水中にどれだけ入るかによって水質への影響は変わるので、雨が水質に与える影響はそのエリアや地域の状況を把握して、感覚的に理解していくのが良いと思います。

4.水温

雨が降ると水温にも影響が出ます。その雨を降らせる空気の温度と、そのときのフィールドの水温によって上がるか下がるかが決まります。

こちらは次の項でご紹介する、季節ごとの雨の影響とその傾向を参考にしてください。

5.光量

雨の日は水中に差し込む光量が少なくなります。これによってルアーが目立ちにくくなったり、水生植物や植物プランクトンが生み出す酸素量に影響が出てきたりします。

そのため、雨の日は基本的にアピールが強いルアーを使った方が釣りやすいです。

季節ごとの雨の影響とその傾向

雨のバス釣りで知っておきたいのが、季節ごとの影響とその傾向です。春夏秋冬ごとの影響を理解したことで、僕自身、雨のバス釣りを攻略しやすくなったと感じています。

少し難しい話も入りますが、参考にしてみてください。

春の雨のバス釣り

春のバス釣りでは、「その雨がどの方角から運ばれてきた空気によって降るものなのか」を把握する必要があります。

春の雨は、中国大陸からやってきた北西からの冷たい空気による冷たい雨と、南西の海上から運ばれてきた暖かい空気による暖かい雨があります。基本的に北西からの冷たい空気による雨は悪影響、南西の海上からの暖かい空気による雨は好影響と覚えておくといいです。この違いは気圧配置図を見ておくと理解でき、低気圧がどちらから進んできたかを見ればわかります。

南西の海上から来た暖かい空気によって暖かい雨が降ると、その当日から好影響が数日続く傾向があり、クランクベイトやネコリグで釣りやすくなります。逆に北西からの冷たい空気による冷たい雨は、その当日から数日間バスが釣れにくくなり、シャッドやラバージグが効果的となる傾向があります。

ただ、冷たい雨でも降る前や降り始めは釣りやすいので、タイミングを見ながら釣行してみてください。

夏の雨のバス釣り

夏の雨は、バス釣りに好影響を与えてくれます。

夏は水温が上がり過ぎていることや気圧が高いこと、また水中の溶存酸素量が少ないことから、バスは体力を温存するため活性が低いことが多いです。雨が降ればそれらのマイナス要因を打ち消してくれるのでバスが釣りやすくなります。特に水面付近への影響が大きく出るので、バズベイトやペンシルベイトなどトップウォーター系の釣りが効果的です。

ただし、夏の雨は雷を伴うことが多いので注意しましょう。

秋の雨のバス釣り

秋の雨がバス釣りに対して与える影響は、ほかの季節に比べると小さいです。理由は雨量が少ないからです。ターンオーバーや水生植物などの腐食によって水質が悪いことも多いですが、それを打ち消してプラスにしたり、水質をマイナスに持っていったりする力が秋の弱い雨にはほとんどありません。

ただし、雨というか台風が南の海上にできたときには、バスが釣れやすくなります。経験上、その地域から1000キロくらいの距離まで台風が近寄ってきたときが特に釣れやすいと感じています。大きな気圧変化の訪れがバスにはわかるようで、その場合は晴れていてもバイブレーションやスピナーベイトで釣りやすいです。

冬の雨のバス釣り

冬に雨、また雪が降ったときはバスの活性は大きく上がり、シャッドやジャークベイト、メタルバイブで釣りやすくなります。冬に関しては低気圧の影響が特に良い方向へと出てくれるようで、真冬に雪が降る中で20本以上のバスをシャッドでキャッチしたこともあります。

ただ、冬のバス釣りはとても寒いので、防寒対策をしっかり行ってある程度時間を決め、集中して釣りをするのがおすすめです。

雨のバス釣りで狙いたいポイント

ここでは雨のバス釣りで狙いたい具体的なポイントをまとめました。

流れ込み

雨が降ると流れ込みからの流量が増え、それに集まってくるバスが多くなります。餌となるミミズや虫が流れてきたり、小魚が集まってきたりすることを大きな理由に、春先だと水質の違いを利用して寄生虫を落とそうとするのか、それを理由に集まってくることもあるようです。

狙い目の流れ込みは、川や池を起点とした流れ込みや、雨によって普段は無いところにできた流れ込みです。一方、同じ流れ込みでも、強い濁りのある流れ込みや、市街地に降った雨が集まってくる流れ込みはバスが嫌う傾向にあります。

冠水したカバー

雨で増水すると、普段は水上にあるカバーが冠水し、バスが着くことがあります。このようなカバーはプレッシャーが掛かっておらず、狙うポイントが絞りやすいのでかなり釣りやすい状況が生まれます。

シャローの障害物周辺

雨が降るとバスは活性が上がることが多いため、シャローの障害物周辺は狙い目です。夏や秋だけでなく、冬から早春の寒い時期であっても、水深1メートルくらいの場所で何度も釣った経験があります。

雨が降っているときは障害物にタイトに着くだけでなく、その周辺を回遊していることもあるので、少し広く探ってみることをおすすめします。

雨のバス釣りにおすすめのルアー

雨のバス釣りにおすすめのルアーの画像

雨のバス釣りには、まずコレを持っていってほしいと思うルアーをご紹介します。

エバーグリーン ワイルドハンチ

ワイルドハンチは、広範囲のサーチ性能と、障害物回避性能がとても高いクランクベイトです。特に障害物回避性能の高さはトップクラスで、大きめのリップの前方にラインアイがあることがその理由です。

雨で濁りが入ったときに使ってみてください。

O.S.P ハイピッチャー

シャローの障害物周辺を素早くサーチするなら、ハイピッチャーのようなスピナーベイトがおすすめ。実釣性能と強度、コストのバランスで言えば一番だと思います。

雨のときは、ゴールドやチャートのブレードが付いたカラーがバスに発見されやすくおすすめです。

レイドジャパン ダッジ

ダッジは羽根モノ系トップウォーターの大人気製品。そのボリューム感とウィングによるクロールアクション&金属音でバスにアピールします。

流れ込みや、同じような景色が続くシャローの護岸帯を釣るときにおすすめです。

ゲーリーヤマモト 4インチヤマセンコー

流れ込みを釣るときには、4インチヤマセンコーが便利です。ゴミが多いときはオフセットフックを使ったノーシンカーリグ、それ以外ではワッキーリグでの使用がおすすめです。

流れ込みから落ちてきた餌をイメージしながら使うと効果的です。

O.S.P O.S.Pジグゼロワン

O.S.Pジグゼロワンは、カバー回避性能がとても高いラバージグ。ラインアイが横になっていてカバーを小さな力で乗り越えやすく、冠水したカバーを撃つには必須のルアーです。

トレーラーにはドライブクローのようなクロー系ワームがおすすめです。

雨のバス釣りに必要なもの

雨の日にバス釣りをするには、濡れをカバーできるアイテムがあると便利です。

以下に雨の日にあると便利なアイテムを3つご紹介します。

レインウェア

濡れることを防いでくれるレインウェアは、雨のバス釣り必須アイテム。選ぶときには上下セットのもので、透湿防水素材が使われているものがおすすめです。

上下セットで1万円くらいのものであれば、車のワイパー2速くらいの雨まで十分機能してくれます。

長靴

雨のバス釣りで足元を守ってくれる長靴は、ロングタイプがおすすめ。

普通のラジアル底のものをひとつ持っておくと便利です。

タックルトレイ

タックルトレイは、釣りが終わって濡れたレインウェアや長靴などを車に載せるときに便利なアイテムです。

多くのメーカーが出しているので、ご自身の好きなメーカーのものを使ってみてください。

雨のバス釣りを攻略!

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雨のバス釣りは、晴れの日よりも釣りやすいのは間違いないです。特に季節ごとの雨の影響について覚えておくと、釣果につながりやすいと思います。

ぜひ今回の内容を参考にしつつ、雨のバス釣りを攻略してみてください。

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