
シーバスリールおすすめ23選【2023年1月】個人の経験をもとにした番手やギア比の選び方も解説!
釣り歴30年・元釣具屋でフィッシングカレッジ卒業生の僕が、おすすめのシーバスリール、個人の経験をもとにした番手やギア比の選び方をご紹介します。
どのリールを使ったらいいかわからないシーバスアングラーも、この記事を読めば失敗しないシーバスリール選びがすぐにできます。
僕が使っているおすすめルアー | |
どれだけのバスを釣ったかわかりません ウォーターランド スピンソニック | |
シーバス釣るならこれからスタート バスデイ レンジバイブ 70ES | |
10年以上1軍の釣れるワームです エコギア パワーシャッド |
この記事の目次
シーバスリールについて
シーバスで使うリールを選ぶときには、適した番手やギア比など選び方のポイントがあります。それらを知らずにリールを買ってしまうと釣りがしにくく、しいては釣れるシーバスの数が減ってしまいます。
シーバスがヒットしたときに焦らずやり取りでき、多くのシーバスアングラーが並ぶハイプレッシャーシーンや、シーバスの活性が低い状況でも釣果ゼロで帰らないためには、最適なリール選びが大事です。
この記事では釣り歴30年で元釣具屋、フィッシングカレッジ卒業生の僕から、シマノとダイワから発売されているおすすめのシーバスリールを番手やギア比まで絞ってご紹介します。シーバスリールの番手やギア比の選び方についても、わかりやすくまとめました。
シーバスリール選びで大事な3つのポイント
シーバスで使うリールは、「スピニングリール」が基本です。スピニングリールにはさまざな種類がありますが、その中からシーバスに適したものを選ぶときには、大事な3つのポイントがあります。
そのポイントとは、
①番手
②ギア比
③自重
以上の3つです。これらのポイントを踏まえて選ぶことで、失敗のないシーバスリール選びができます。
具体的には、
①番手は、「3000番もしくは4000番」
②ギア比は、「ノーマルギアもしくはハイギア」
③自重は、「できるだけ軽いもの」
以上3つのポイントを満たしたリールをおすすめします。
以下に選び方の詳細をわかりやすくご紹介していきます。
①番手
シーバスリールの最適な番手は、「3000番もしくは4000番」です。近年では番手が細分化されているため、正確な表現をすると、「3000もしくは4000と入っている番手」となります。
番手とはリールの大きさ・糸巻量を表すもので、スペック表やリールに印字されている数字をもとに確認できます。
具体的には、
シマノだと、「C3000」「3000」「4000」
ダイワだと、「LT3000-C」「LT3000」「LT4000-C」
がシーバスリールとして最適な番手です。
これらの番手が適している理由は、シーバスロッドと組み合わせたときのモーメント(重量バランスのこと)や、シーバスの引きに対して必要となる巻き取りのパワーバランスが最も取りやすいからです。実際には品番に浅溝スプールであることを表す「S」や「M」、深溝スプールを表す「D」、さらにギア比の表示も入るためややこしくなりますが、後ほど最適なモデルをご紹介します。
さらに番手選びの具体的な目安として、ロッドの長さが9ft6in以下であれば3000番、9ft6inを超える長さであれば4000番がおすすめです。また、シーバスリールをエギングやバス釣りにも使いたい場合は3000番、青物狙いのライトショアジギングでも使いたい場合は4000番といった選び方もおすすめです。
②ギア比
シーバスリールでおすすめのギア比は、「ノーマルギアもしくはハイギア」です。シーバスにおいてはキャストとリトリーブを繰り返し行い、ヒットしたら力強く巻き取る必要があります。そのため、巻き取るパワーと巻き上げ長のバランスが取れたノーマルギアやハイギアが使いやすいです。
ギア比とは、リールのハンドルを1回転させたときにギアがどれだけ回転するかを表したものです。具体的には上記画像のような形で、スペックに「6.4」「5.8」「5.3」のように表示してあります。ギア比の数字は、小さければ巻き取る力が強いことを表し、大きければ巻き取るスピードが速いことを表します。
ただ、ギア比は数字ではなく相対的な目安で表され、基準となるギア比を「ノーマルギア」、高いギア比を「ハイギア」、低いギア比を「パワーギア」と呼ぶのが一般的です。
ギア比は、リールの番手が「3000」のように数字だけであればノーマルギア、「C3000HG」や「3000-CH」のようにハイギアの略称である「HG」や「H」が入っていればハイギアと見分けられます。
リールにはほかにも、巻き取る力が強い「パワーギア(略称・PGやP)」や、高速巻き取りが可能な「エクストラハイギア(略称・XGやXH)」といったギア比もあります。しかし、一般のシーバスアングラーがこれらのギア比を選ぶことは、個人的にあまりおすすめしません。
③自重
シーバスリールを選ぶときには、できるだけ自重が軽いものを選ぶこともポイントです。
自重が軽いシーバスリールをおすすめする理由は、手元に伝わってくるルアーの振動や流れの変化、シーバスのバイトを感じ取りやすくなるメリットがあるからです。自重の軽さは疲労軽減や、ロッドを振り抜きやすくなることで飛距離アップにもつながります。
この記事でご紹介している中だと、最も軽いもので170g、最も重たいもので320gと、リールの自重にはかなりの幅があります。この中で、できるだけ自重が軽いリールを選ぶのがポイントです。
具体的には、リールのボディやローターに、「カーボン」や「マグネシウム」といった軽い素材が採用されているもの、また価格が高いものほど自重が軽い傾向がありますので、選ぶときの目安にしてみてください。
【豆知識】ローター素材の違いはどんな違いを生むのか?
スピニングリールは、ローターの素材によって使用感が変わります。どういうことかというと、素材の違いによってローターの自重が変わり、慣性の働き方が変わってくるためです。
慣性とは、止まっているものが止まり続けようとすること、一度動き出したものが動き続けようとする現象のことです。例えば、車や自転車を発進させようとしてもすぐに動かないことや、急ブレーキをかけてもその場ですぐに止まれないことをイメージするとわかりやすいと思います。
軽いローターは巻き始めの立ち上がりが軽く、勝手に回ろうとする慣性力が小さいため、巻き抵抗の少ないルアー、ストップ&ゴーのように巻いたり止めたりする釣り方、また巻き感度を重視したい場合におすすめです。具体的には、ミノーやシンキングペンシル、ワームが使いやすいです。軽いローターのデメリットとしては、重いローターと比べた際、巻き速度を一定で維持しにくいと感じます。
一方の重いローターは、一度回りだすと勝手に回ろうとする慣性力が働くため、巻き抵抗の大きなルアーや、中~高速で巻き続ける釣り方におすすめです。具体的には、バイブレーションやメタルバイブが使いやすいです。重いローターのデメリットは、単純にリールの自重が増えることと、低速リトリーブでは使いにくいことが挙げられます。
この記事でご紹介しているリールをまとめると、
軽いローターを採用しているリール
●シマノ
・ヴァンフォード(CI4+)
・ミラベル(CI4+)
・エクスセンス CI4+(CI4+)
・ツインパワー XD(CI4+)
・ヴァンキッシュ(CI4+)
・エクスセンス(CI4+)
※CI4+とは、軽量カーボン素材のことです。
●ダイワ
・ルビアス(ZAION)
・カルディア(ZAION V)
・フリームス(ZAION V)
・セルテート(ZAION)
・ルビアス エアリティ(ZAION)
※ZAIONとは、カーボン長繊維を強化素材とした特殊プラスティックのことです。
※ZAION Vとは、カーボン含有樹脂のことです。
重いローターを採用しているリール
●シマノ
・ナスキー(高強度樹脂)
・サハラ(高強度樹脂)
・FX(高強度樹脂)
・ストラディック(高強度樹脂)
・アルテグラ(高強度樹脂)
・エクスセンス BB(高強度樹脂)
・ツインパワー(2500番以上がアルミ)
・ステラ(2500番以上がアルミ)
●ダイワ
・レガリス(DS4)
・レブロス(DS4)
・クレスト(DS4)
・レグザ(DS4)
※DS4とは、グラスファイバーを強化繊維として配合した特殊プラスティック樹脂のことです。
となっています。
好みもありますが使い分けを意識しておくと、シビアな状況になればなるほど釣果に差がつきやすいです。
ローターの素材については、メーカーが公表している仕様一覧・機能諸元表で確認できますので、気になる方は以下のリンクからチェックしてみてください。
ダイワ フィッシング タックル 2022 スピニングリール機能諸元表
初心者におすすめのシーバスリール6選
ここからはルアー通がピックアップした、おすすめのシーバスリールをご紹介します。人気メーカーのシマノとダイワから、番手やギア比まで絞ってご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは低価格で手にしやすい、初心者におすすめのシーバスリールからご紹介します。
シマノ ナスキー
ナスキーは、1万円以下で購入できるコスパのいいリールです。
2021年の秋冬新製品として発売された今作では、「サイレントドライブ」の初搭載が注目ポイントです。静かでガタの少ない回転性能で、シーバスのアタリや潮流の変化を捉えやすくなっています。
耐久性に定評のある「HAGANEギア」や、防水性能を高める非接触式防水構造「コアプロテクト」も搭載しています。シーバスの強い引きや、波しぶきを被るようなシーンでも安心して使える仕様です。
シーバス初心者が身近な港湾部や河川でシーバス釣りを始めたいときに、1万円以下で購入できて、かつ長く安心して使える1台としておすすめのリールです。
番手は、「C3000」「C3000HG」「4000」のいずれかをおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5 | 6.2 | 4.7 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 11 |
自重(g) | 240 | 240 | 285 |
シマノ サハラ
サハラは、2022年にモデルチェンジした低価格なリールです。実売価格7,000円程度で購入することができます。
今作では、「サイレントドライブ」と「ネジ込み式ハンドル」を初搭載し、巻き心地が大幅にアップしました。巻き心地がアップしたことで感度が向上し、シーバスのアタリやルアーの振動を捉えやすくなっています。
シマノのリールで釣りを始めたいシーバス初心者が、最初の1台として選ぶのにおすすめのリールです。
番手は、「C3000」「C3000HG」「4000」のいずれかをおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5 | 6.2 | 4.7 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 11 |
自重(g) | 240 | 240 | 280 |
シマノ FX
FXは、シマノ製の低価格なリールです。この記事でご紹介している中で最も安く、実売価格2,500円程度で購入できます。
低価格でも3次元解析で設計されたギアや、ライントラブルを軽減する「AR-Cスプール」を搭載しています。
糸付きなので、ラインを買ったり巻いたりする必要もありません。
とにかく低価格で、すぐに釣りを始められるリールが欲しい方におすすめです。
番手は、「C3000」「4000」のどちらかをおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5 | 5.2 |
最大ドラグ力(kg) | 8.5 | 8.5 |
自重(g) | 250 | 320 |
ダイワ レガリス
レガリスは、ハイコスパでとても高い人気を誇るリールです。実売価格8,000円程度から購入することができます。
耐久性が高く滑らかな回転性能が特徴の「タフデジギア」、回転の立ち上がりと巻き心地の軽さが光る「エアローター」、飛距離とトラブル回避性能に優れる新形状スプールデザインの「LC-ABSスプール」と、充実の機能を搭載しています。
また、ブラック×ゴールドを基調としたデザインの良さにも注目です。
番手は、「LT3000D-C」「LT4000D-C」のどちらかをおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.3 | 5.2 |
最大ドラグ力(kg) | 10 | 12 |
自重(g) | 220 | 245 |
ダイワ レブロス
レブロスは、レガリスに次ぐ人気を誇る、ダイワの新基準「LTコンセプト」を搭載した低価格なリールです。
先にご紹介したレガリスとは、
・自重が10g程度重い
・ベアリングが少ない
といった違いがあり、その分実売価格が1,000円ほど安いです。
番手は、「LT3000D-C」「LT3000-CH」「LT4000-CH」のいずれかをおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.3 | 5.6 | 5.6 |
最大ドラグ力(kg) | 10 | 10 | 12 |
自重(g) | 230 | 230 | 255 |
ダイワ クレスト
クレストは、ダイワのスピニングリール新基準「LTコンセプト」が搭載された中で最も低価格なリールです。シーバスに適した番手は、5,500円くらいから購入できます。
低価格でもLTコンセプトなので、「タフデジギア」「ATD」「LC-ABS(ロングキャスト-ABS)」を搭載しています。
コスパのいい低価格なシーバスリールを手にしたいアングラーには、こちらのクレストをおすすめします。
番手は、「LT3000-C」「LT4000-C」のどちらかがおすすめです。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.3 | 5.2 |
最大ドラグ力(kg) | 10 | 12 |
自重(g) | 240 | 270 |
中級者におすすめのシーバスリール10選
ここでは、中級者におすすめのシーバスリールをご紹介します。
性能と価格のバランスがいいリールを中心にピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
シマノ ヴァンフォード
ヴァンフォードは、自重の軽さが特徴的なハイコスパリールです。
上位機種・ヴァンキッシュと同様の「マグナムライトローター」を搭載しているのが大きな特徴です。そのほか、「ロングストロークスプール」「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「X プロテクト」と最新機能を多数搭載しています。
驚くべきはその自重で、例えばC3000だと自重は180gです。上位機種・ヴァンキッシュとの自重差は、シーバスで使う番手だと10~15gしかありません。
それにも関わらず実売価格は2万円台半ばで、ヴァンキッシュとは約2万円もの価格差があります。ヴァンキッシュの価格に手が出せないというなら、ヴァンフォードはかなりおすすめです。
番手は、「C3000」「C3000HG」「3000MHG」「4000」「4000MHG」のいずれかを使ってみてください。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.3 | 6 | 5.8 | 5.3 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 9 | 11 | 11 |
自重(g) | 180 | 180 | 200 | 215 | 220 |
シマノ ストラディック
ストラディックは、価格と性能のバランスがよく取れたコスパのいいリールです。
「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「X プロテクト」「ロングストロークスプール」と、上位機種で目にする機能を多数搭載しながら、実売価格2万円程度で購入できます。
ボディがアルミ素材であるため、巻き上げ時のパワーロスやたわみが少なく、耐久性が高いのもストラディックの特徴です。
ストラディックでは、「C3000」「C3000HG」「3000MHG」「4000」「4000MHG」のいずれかの番手がおすすめです。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.3 | 6 | 5.8 | 5.3 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 9 | 11 | 11 |
自重(g) | 225 | 225 | 245 | 280 | 280 |
シマノ アルテグラ
アルテグラは、最新機能を多数搭載したコスパのいいリールです。上位機種にも搭載されている「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「ロングストロークスプール」「X プロテクト」を搭載しながら、実売価格1万3千円~1万5千円程度とコスパがとても良いです。
前モデルでは樹脂ボディだったのに対し、現行モデルではカーボン素材「CI4+」をボディ素材に採用したのも注目ポイントです。
さらに、一体成型で強度が高く、ラインが引っかかるなどのトラブルが軽減される「ワンピースベール」も搭載しています。
番手は、「C3000」「C3000HG」「4000」のいずれかをおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.3 | 6 | 5.3 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 11 |
自重(g) | 225 | 225 | 270 |
シマノ ミラベル
ミラベルは、軽さが特徴のMGLシリーズで最も低価格なリールです。こちらは2022年秋冬新製品リールとして発売されました。
シーバスに適したC3000番クラスの自重は205g、4000番クラスで自重245gとなっていて、実売価格1万円前半のリールとしては軽さが際立っています。
できるだけ価格が抑えられていて、なおかつ軽いリールが欲しい方におすすめです。
番手は、「C3000」「C3000HG」「4000」のいずれかを使ってみてください。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5 | 6.2 | 4.7 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 11 |
自重(g) | 205 | 205 | 245 |
シマノ エクスセンス CI4+
エクスセンス CI4+は、自重の軽さと巻き感度を大事にしたいシーバスアングラーにおすすめのリールです。
自重が軽い理由は、ボディとローターに軽量で強いカーボン素材「CI4+」を採用しているためです。例えば、先にご紹介したストラディックと同番手で比べると、自重が30~40gも軽いことがわかります。
また、CI4+シリーズとしては初となる、非接触式ラビリンス防水構造「X プロテクト」が搭載されている点にも注目です。
エクスセンス CI4+のラインナップでは、「C3000M」「C3000MHG」「3000MHG」のいずれかの番手をおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5 | 6 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 9 |
自重(g) | 195 | 195 | 205 |
シマノ エクスセンス BB
エクスセンス BBは、シマノのシーバスブランド・エクスセンスシリーズのエントリーモデルです。
非接触式の防水構造「X プロテクト」をBBシリーズで初めて搭載したリールで、回転性能を損なわずに防水性能を高めることに成功しています。「HAGANEギア」の搭載で、シーバスに必要な耐久性がアップしているのもおすすめポイントです。
番手は、「C3000MHG」「3000MHG」「4000MHG」のいずれかがおすすめです。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 6 | 5.8 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 11 |
自重(g) | 240 | 250 | 280 |
ダイワ ルビアス
ルビアスは、なんといっても自重の軽さが魅力のリールです。その自重の軽さは、ダイワで初搭載となる「ZAIONモノコックボディ」によって実現しました。
リールを自重の軽さ、また巻き感度の高さで選びたいシーバスアングラーにはルビアスをおすすめします。例えば、港湾部でシンキングペンシルやワームを多用するような繊細な釣りには、ルビアスのような軽いリールが使いやすいです。
番手は、「LT3000-C」「LT3000」「LT4000-C」のいずれかをおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.2 | 5.2 | 5.2 |
最大ドラグ力(kg) | 10 | 10 | 10 |
自重(g) | 180 | 205 | 215 |
ダイワ カルディア
カルディアは、新素材「ZAION V」をボディとローターに採用したリールです。ZAION V×モノコックボディの「ZAION Vモノコックボディ」は、カルディアで初搭載されました。
「ZAION Vモノコックボディ」によって確保された内部スペースには、従来比約7%大口径化された「タフデジギア」を搭載しています。ギアが大きくなったことで巻き上げパワーがアップしました。
高い剛性と自重の軽さを両立しながら、実売価格2万円を切る価格で購入できます。
番手は、「LT3000」「LT4000S-C」のどちらかがおすすめです。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.2 | 5.2 |
最大ドラグ力(kg) | 10 | 12 |
自重(g) | 215 | 230 |
ダイワ フリームス
フリームスは、カルディア同様に新素材「ZAION V」を採用し、2021年にモデルチェンジしたリールです。ZAION V採用で前モデルより25%軽量化された「ZAION Vエアローター」は、軽い巻き心地でアタリや障害物へのタッチがわかりやすくなっています。
「マグシールド」「タフデジギア」「ATD」「LC-ABS(ロングキャスト-ABS)」で基本性能も充実しています。また、ちょっとした注目ポイントとして、「ストッパー付きボディ」であることもフリームスの魅力です。
番手は、「LT3000-C」「LT3000」「LT4000-C」のいずれがおすすめです。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.3 | 5.2 | 5.2 |
最大ドラグ力(kg) | 10 | 10 | 12 |
自重(g) | 210 | 225 | 235 |
ダイワ レグザ
レグザは、ミドルクラスの価格帯で強度・耐久性重視のリールが欲しいアングラーにおすすめです。
アルミ製の「高剛性メタルボディ」を搭載しているため、外部からの衝撃に強く、巻き上げ時のたわみが少ない特徴があります。強さと巻き心地の良さを兼ね備えた「タフデジギア」、磁性オイルによって防塵・防水能力を高めた「マグシールド」を搭載していることも、耐久性アップに貢献しています。
強度も耐久性も高いので、ウェーディングや磯での釣りにおいて水しぶきをかぶったり、ときにはぶつけてしまったりというシーンでも安心感が高いです。
レグザのラインナップでは、番手とギア比の兼ね合いから、「LT3000」をシーバスにおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.2 |
最大ドラグ力(kg) | 10 |
自重(g) | 260 |
上級者におすすめのシーバスリール7選
ここでは、上級者におすすめのハイエンド・上位機種のシーバスリールをご紹介します。
シーバスゲームをストレスなく、貴重な釣りの時間を最大限に楽しめる高性能なリールをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。
シマノ ツインパワー
ツインパワーは、「質実剛健」を理念にした耐久性・巻き取りパワーに優れたリールです。
現行モデルではローターに変形量の少ないアルミを採用し、たわみによる巻き上げパワーの低下を抑制しています。意外とローターがたわむことによって起こる巻き上げパワー低下は大きいので、アルミローターの搭載は、ツインパワーの見逃せないポイントです。
さらに、高強度な「HAGANEボディ」や「HAGANEギア」、防水構造の「X プロテクト」の搭載によって高い耐久性を確保しています。
おすすめ番手は、「C3000」「C3000MHG」「3000MHG」「4000」「4000MHG」のいずれかです。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.3 | 6 | 5.8 | 5.3 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 9 | 11 | 11 |
自重(g) | 215 | 215 | 230 | 255 | 255 |
シマノ ツインパワー XD
ツインパワー XDは、軽い巻き心地が特徴の「NEWマグナムライトローター」を搭載した、MGLシリーズ最強モデルです。軽い巻き心地に加え、2017年モデルと2021年モデルのC3000HGで比較すると、実に35gもの軽量化が図られています。
機能面では、「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「ロングストロークスプール」「X プロテクト」を搭載し、さらに「カーボンクロスワッシャ」を採用したドラグ、ステラ SWと同じ「バリアコートスプールリング」でスプールリングの耐久性も向上しています。
耐久性が高いので、河川やサーフの大型シーバス狙いや、磯のように青物がヒットすることもあるシーンにおすすめです。
番手は、「C3000HG」「4000HG」のどちらかを使ってみてください。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 6 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 11 |
自重(g) | 200 | 245 |
シマノ ヴァンキッシュ
ヴァンキッシュは、クイックレスポンスシリーズのハイエンドモデルです。
注目すべきはその自重で、C3000番クラスにおいてはなんと自重170gと、今回ご紹介しているリールの中で最軽量です。その軽さを僕の率直な言葉で表現すれば、「持つと不安になるくらい軽い」です。
自重の軽さ、また「CI4+」を素材とした軽いローターにより、巻き感度はトップクラス。例えば、シンキングペンシルやワームのように抵抗を感じ取りにくいルアー、ストップ&ゴーのように緩急をつけた誘いで使いやすいリールです。
おすすめ番手は、「C3000」「C3000MHG」「3000MHG」「4000MHG」のいずれかです。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.3 | 6 | 5.8 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 9 | 11 |
自重(g) | 170 | 170 | 185 | 205 |
シマノ ステラ
ステラは、シマノスピニングリールのハイエンドモデルです。2022年にこれまでにない機能を多数搭載してモデルチェンジしました。
ギアシステムは、高耐久ギア設計「インフィニティクロス」で、従来よりも約2倍の圧倒的な耐久性を持っています。従来のX-SHIP構造を進化させた特殊構造「インフィニティドライブ」で、パワフルに巻き上げられるのも特徴です。
ラインを超密巻きする「インフィニティループ」は、ラインの放出抵抗を大幅に抑え、スムーズで心地よいキャストを実現しています。
弾性体のフィンでラインのたるみを抑え、ライントラブルを抑制する「アンチツイストフィン」も初搭載された機能です。
最新鋭のハイエンドモデルが欲しいハイレベルなシーバスアングラーは、ぜひチェックしてみてください。
番手は、「C3000MHG」「3000MHG」「4000M」「4000MHG」のいずれかをおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.8 | 5.7 | 5.3 | 5.7 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 11 | 11 |
自重(g) | 210 | 235 | 260 | 260 |
シマノ エクスセンス
エクスセンスは、2021年にモデルチェンジしたシマノシーバス用リールのハイエンドモデルです。2017年発売の前モデルから20g以上も軽量化されています。
機能面では、「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「ロングストロークスプール」「X プロテクト」を搭載しています。
22ステラと迷ったときには、ローター素材の違いで選び分けることをおすすめします。22ステラがアルミ製のローター(2500番以上)を搭載しているのに対し、エクスセンスではCI4+製の「NEWマグナムライトローター」を搭載しているため、巻き始めがより軽やかで、かつ自重も軽いリールが欲しい場合は、エクスセンスをおすすめします。
番手は、「C3000M」「C3000MHG」「3000MHG」のいずれがおすすめです。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 6 | 5.3 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 9 | 9 | 9 |
自重(g) | 180 | 180 | 195 |
ダイワ セルテート
セルテートは、耐久性重視のリールが欲しい方におすすめです。ボディには耐久性の高いアルミを素材とした「モノコックボディ」、ローターには軽くて強いZAIONを素材とした「ZAIONエアローター」を搭載し、耐久性と巻き感度のバランスを上手く取っています。
例えば、秋の荒食いシーズンや磯のように、ランカーシーバスがヒットしやすいシーンで釣りをすることが多いのであれば、耐久性の高いセルテートが安心です。
セルテートのラインナップからは、「LT3000」「LT4000-C」のどちらかをシーバスにおすすめします。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.2 | 5.2 |
最大ドラグ力(kg) | 10 | 12 |
自重(g) | 225 | 235 |
ダイワ ルビアス エアリティ
ルビアス エアリティは、ルビアスよりもさらに軽量なリールです。マグネシウムを採用した「フルメタル(Mg)モノコックボディ」で、LT3000S-Cでは自重なんと175gを実現しています。
ギアには大口径の「超々ジュラルミン製マシンカットタフデジギア」、ローターには「ZAION製エアローター」を搭載し、自重だけでなく、回転の軽さも際立っています。
番手は、「LT3000S-C」「LT3000」「LT4000-C」のいずれがおすすめです。
シーバスにおすすめの番手はこちら
ギア比 | 5.2 | 5.2 | 5.2 |
最大ドラグ力(kg) | 10 | 10 | 10 |
自重(g) | 175 | 190 | 200 |
シーバス用ベイトリールってどうなの?
シマノやダイワからは、シーバス用ベイトリールも発売されています。シーバス用ベイトリールに関しては、中~上級者級者向けだと個人的に感じています。
その理由は、シーバスのベイトタックルではPEラインの使用が前提となるため、バックラッシュやスプール上で起こるライン同士の噛み込みなど、スピニングリールよりトラブルに気を付けなければならないことが多いからです。
もちろん、ベイトリールを使いこなすことができれば、障害物に対して正確なキャストでタイトに攻められたり、巻き取りの強さを活かした強引なやり取りができたりといったメリットがあります。
シーバス用ベイトリールについては、以下の記事も参考にしてみてください。

自分にベストなシーバスリールを選ぼう!
シーバスリールに適した番手である3000番や4000番のスピニングリールは、エギングやサーフでのヒラメ狙い、ライトショアジギングなどにおいても使えます。汎用性が高いこともシーバスリールの魅力で、1台あれば海のルアー釣りを幅広く楽しめます。
ぜひこの記事の内容を参考にしながら、自分にベストなシーバスリールを選んで釣りを楽しんでみてください。

