飛距離が出るベイトリールの画像

飛距離が出るベイトリール14選+遠投のコツ7つ

バスアングラーであれば、「ベイトリールで飛距離を出したい」と、誰もが強く思うものではないでしょうか。

この記事では、シマノ・ダイワの飛距離が出るベイトリールと、遠投の7つのコツをご紹介します。

当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

書いている人のプロフィール

ルアー通を運営しているTと言います。
釣り歴31年のルアーマンで、
釣具屋のルアー担当をしていました。
フィッシングカレッジ卒業生です。
僕が使っているおすすめルアー
どれだけのバスを釣ったかわかりません
ウォーターランド スピンソニック
シーバス釣るならこれからスタート
バスデイ レンジバイブ 70ES
10年以上1軍の釣れるワームです
エコギア パワーシャッド

飛距離が出るベイトリール=釣れる確率が高まる

飛距離が出るベイトリールの画像

バス釣りをはじめ、釣りではより遠くまでルアーや仕掛けを投げたほうがよく釣れます。その理由は、広範囲を探れることや、魚と距離を取ったアプローチができて警戒されにくくなるためです。

特に、ベイトリールを多用するバス釣りにおいて、飛距離の出るベイトリールが欲しいと考えている方は多いでしょう。

ただ、飛距離の出るベイトリールを選ぼうとしたときには、シマノやダイワなど各メーカーがたくさんのベイトリールをラインナップしているので、一体どれを選んだらいいかわからないと思います。

この記事では、釣り歴31年・元釣具屋でフィッシングカレッジ卒業生の僕が、バスアングラーに馴染み深いシマノ・ダイワのラインナップから、飛距離が出るベイトリールをご紹介します。ベイトリールで遠投するための7つのコツもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

DC搭載の飛距離が出るベイトリール

DCの画像

DC(デジタルコントロールブレーキシステム)とは、シマノ独自の電子制御式ブレーキシステムです。スプールの回転を電子制御することで、遠心力ブレーキやマグネットブレーキでは不可能なブレーキコントロールを実現します。

実際にDC搭載のベイトリールを使ってみると、バックラッシュをギリギリで抑えながら、スプールからラインがスムーズに出ていく状態を保ってくれることがよくわかります。ブレーキの設定によっては、バックラッシュを防ぐためのサミングを必要としません。

また、キャスト時にブレーキが稼働している証拠の甲高い電子音は、聞いていてとても気持ちいいものです。早く家に帰らなければいけないとわかっているのに、ずっと最後の1投が続いてしまうような気持ちよさがDCにはあります。

現在、ハイエンドモデルはもちろん、実売価格2万円以下でもDC搭載のベイトリールを手に入れられるようになっています。

シマノ SLX DC


SLX DCは、DC搭載ベイトリールで最も低価格なリールです。実売価格2万円以下で手に入れることができます。

2023年に発売された今作のブレーキシステムは、一新された「I-DC4」です。外部ダイヤル4段階のみの簡単なブレーキ設定はそのままに、新たに搭載した「MGLスプールⅢ」の特性にあわせた適切なブレーキセッティングが行われています。

スプール径は33mmで、さまざまな重さのルアーに対応し、遠投に限らず一般的なバスルアーを幅広く使えます。

低価格でコスパに優れ、簡単にブレーキ設定が行えるDC入門機として、SLX DCは非常におすすめです。

ラインナップはこちら


70

71

70HG

71HG

70XG

71XG
ギア比 6.3 6.3 7.2 7.2 8.2 8.2
最大ドラグ力(kg) 5.5 5.5 5.5 5.5 5 5
自重(g) 200 200 200 200 200 200

シマノ SLX DC XT


SLX DC XTは、ブレーキシステムに「I-DC5」を搭載したベイトリールです。こちらは2022年に発売されました。

「I-DC5」は、内部ダイヤルで3種類のラインに合わせた設定ができ、外部ダイヤルでブレーキの強弱を設定することができます。こちらのSLX DC XTは、先にご紹介したSLX DCよりも細かなブレーキ設定が可能です。

スプールは「マグナムライトスプールⅢ」を搭載し、軽量ルアーのキャスト性能がアップしています。自重が195gと軽いことも特徴です。

SLX DCとの実売価格差は約5,000円といったところです。ワンランク上の性能が欲しい方は、ぜひSLX DC XTをチェックしてみてください。

ラインナップはこちら


70

71

70HG

71HG

70XG

71XG
ギア比 6.2 6.2 7.4 7.4 8.1 8.1
最大ドラグ力(kg) 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5
自重(g) 195 195 195 195 195 195

シマノ スコーピオン DC


スコーピオン DCは、2021年にモデルチェンジした人気のベイトリールです。

ブレーキシステムには「I-DC5ブレーキ」を搭載し、内部ダイヤルでラインの種類に合わせた設定と、外部ダイヤルでブレーキ力の強弱を設定できます。

また、今作では16lbを100m巻くことができる深溝の「マグナムライトスプール」を搭載しています。太いラインを十分に巻けるので、バスだけでなく、シーバスやロックフィッシュなどさまざまな魚種狙いも楽しめる、バーサタイルなベイトリールです。

ラインナップはこちら


150

151

150HG

151HG

150XG

151XG
ギア比 6.2 6.2 7.4 7.4 8.5 8.5
最大ドラグ力(kg) 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5
自重(g) 215 215 215 215 225 225

シマノ アンタレス DC


アンタレス DCは、シマノベイトリールのハイエンドモデルです。飛距離とトラブルレス性能に定評のある「MGLスプールⅢ」を、DCリールとして初搭載しました。

ブレーキシステムは「4×8DCブレーキ」で、従来よりもさらに性能がアップしています。バックラッシュを抑制しながら飛距離を伸ばす、精度の高いブレーキ力が魅力です。

さらに、飛距離だけでなく巻き心地の良さも一級品です。精密な「マイクロモジュールギア」と、頑強なギアの噛み合わせを実現する「X シップ」に加え、ハンドル軸受部のベアリングを2個に増やしたことでガタツキが大幅に軽減しています。

遠投性能と快適な巻き心地の両方を兼ね備えた、まさにハイエンドにふさわしいベイトリールです。

ラインナップはこちら


RIGHT

LEFT

HG RIGHT

HG LEFT

XG RIGHT

XG LEFT
ギア比 5.6 5.6 7.4 7.4 7.8 7.8
最大ドラグ力(kg) 5 5 5 5 5 5
自重(g) 220 220 220 220 225 225

シマノ アンタレス DC MD


アンタレス DC MDは、重いバイブレーションやヘビキャロを大遠投したい方におすすめです。今作ではギア比にHGが加わり、XGとの使い分けが可能となりました。

新しい「New 4×8 DC MD TUNE」ブレーキシステムは、段違いのブレーキ制御精度で、アングラーのフルキャストを徹底サポートしてくれます。

搭載している「MGLスプールⅢ」は、ナイロン20lb100mの糸巻量があり、大遠投でも安心です。

ラインナップはこちら


HG RIGHT

HG LEFT

XG RIGHT

XG LEFT
ギア比 7.4 7.4 7.8 7.8
最大ドラグ力(kg) 6 6 6 6
自重(g) 235 235 235 235

シマノ カルカッタコンクエスト DC


カルカッタコンクエスト DCは、クランクベイト、バイブレーション、スピナーベイトなど、マキモノ中心で釣りを展開するバスアングラーにおすすめのリールです。

ブレーキシステムは「I-DC5」で、内部ダイヤル3段階×外部ダイヤル5段階のブレーキ設定ができます。

DC搭載による遠投性能だけでなく、「マイクロモジュールギア」のスムーズで静かな巻き心地もカルカッタコンクエスト DCの注目ポイントです。巻き上げのトルクがあり、抵抗の大きなルアーも楽に巻けます。

ラインナップはこちら


100

101

100HG

101HG

200

201

200HG

201HG
ギア比 5.6 5.6 6.8 6.8 4.8 4.8 6.2 6.2
最大ドラグ力(kg) 4 4 4 4 6 6 6 6
自重(g) 240 240 240 240 260 260 265 265

MGLスプールⅢ搭載の飛距離が出るベイトリール

MGLスプールⅢの画像

MGLスプールⅢ(マグナムライトスプールⅢ)とは、シマノのベイトリールに搭載されている最新スプールのことです。

どのようなスプールかというと、スプールの厚みを超薄肉設計とし、第2世代マグナムライトスプールよりもスプール幅を狭くしたことで、約15%の低慣性化を達成しています。この軽量で低慣性な設計によって、バックラッシュを軽減しつつ、飛距離を伸ばすことに成功しています。

キャストしてみた印象は、「最後まで鋭く伸びる」「とても静かに回る」といった感じです。最後まで鋭く伸びることは、飛距離を出すことに繋がるのはもちろんですが、カバー下に低弾道で投げ込むときにも使いやすさを感じます。また、キャスト直後の高速回転時でも音・ブレともに少なく、従来スプールよりさらに静かに回っている印象が強いです。

シマノ メタニウム


メタニウムは、マグネシウム一体成型の「コアソリッドボディ」を搭載した、とても軽量なベイトリールです。自重は175gで、これまでよりもさらにコンパクトでパーミングしやすいベイトリールに仕上げられています。

搭載している「MGLスプールⅢ」のスプール径は、黄金比の34mmです。ルアーを投げると、静かに力強く飛ぶのがよくわかります。

ブレーキシステムは「SVSインフィニティ」で、簡単なブレーキ設定で幅広いルアーに対応できます。基本的には、内部ブレーキシューを4つ全てオンの状態にして、あとは外部ダイヤルで強弱を調整すれば、遠投もバックラッシュを抑えたキャストも可能です。

さらに飛距離を出したい場合には、内部のブレーキシューを1~2つだけオンにした状態で投げてみてください。

ラインナップはこちら


RIGHT

LEFT

HG RIGHT

HG LEFT

XG RIGHT

XG LEFT
ギア比 6.2 6.2 7.1 7.1 8.1 8.1
最大ドラグ力(kg) 5 5 5 5 5 5
自重(g) 175 175 175 175 175 175

シマノ アンタレス


アンタレスは、「キャストキング」の異名を持つシマノの人気ベイトリールです。「MGLスプールⅢ」を初めて搭載したベイトリールで、バックラッシュを抑制しつつ安定した飛距離を実現します。

アンタレスならではの「フルメタルHAGANEボディ」は、機能面や耐久性もさることながら高級感もトップクラスです。

1998年に発売された初代から今なお、バスアングラーの憧れであり続けているリールです。

ラインナップはこちら


RIGHT

LEFT

HG RIGHT

HG LEFT
ギア比 6.2 6.2 7.4 7.4
最大ドラグ力(kg) 5 5 5 5
自重(g) 220 220 220 220

BOOST SYSTEM搭載の飛距離が出るベイトリール

BOOST SYSTEMの画像

BOOST SYSTEMとは、最新の「SV BOOSTスプール」「MAG-Z BOOSTスプール」を搭載した、ダイワの第3世代ブレーキシステムのことです。

どのような仕組みになっているかというと、従来のスプールではインダクトローターのストロークが1段階作動でしたが、新型のSV BOOSTスプール・MAG-Z BOOSTスプールではストロークが2段階式となっています。これによってスプール高回転時には強く、低回転時には弱くと、スプールの回転に応じてブレーキ力が変化します。

つまり、ブレーキ力が従来よりも緻密に変化することで、よりバックラッシュしにくく、飛距離が出るようになっています。

ダイワ ジリオン SV TW


ジリオン SV TWは、「34mm径SV BOOSTスプール」を搭載し、2021年にフルモデルチェンジしたベイトリールです。

SV BOOSTスプールの搭載に加え、従来のジリオン SV TWより20~25g軽量化されたのも注目ポイントです。軽量化されたことで、疲労感の軽減や操作性の向上に繋がっています。

現在、BOOST SYSTEMを搭載したベイトリールの中で、最も低価格なのはこちらのジリオン SV TWです。BOOST SYSTEMをまず体験してみたい方には、ジリオン SV TWをおすすめします。

ラインナップはこちら


1000P

1000PL

1000

1000L

1000H

1000HL

1000XH

1000XHL
ギア比 5.5 5.5 6.3 6.3 7.1 7.1 8.5 8.5
最大ドラグ力(kg) 5 5 5 5 5 5 5 5
自重(g) 175 175 175 175 175 175 175 175

ダイワ ジリオン TW HD


ジリオン TW HDは、高い強度を持つヘビーデューティーなベイトリールです。

スプールは、新開発の「34mmG1ジュラルミン製超高精度MAG-Z BOOSTスプール」を搭載しています。このスプールは、「MAGFORCE-Z」ブレーキシステムの遠投性能を最大限に引き出し、抜群の飛距離を出すことに成功しています。

また、糸巻量が16lb100m・20lb80mとジリオン SV TWよりも多いため、ヘビキャロやビッグベイトなどを使う場合は、こちらのジリオン TW HDのほうが適しています。

「100mmロングハンドル」&「パワーラウンドEVAノブ」搭載で、力強く巻き取りできるのもおすすめポイントです。

ラインナップはこちら


1000H

1000HL

1000XH

1000XHL
ギア比 7.1 7.1 8.1 8.1
最大ドラグ力(kg) 6 6 6 6
自重(g) 200 200 200 200

ダイワ スティーズ リミテッド SV TW


スティーズ リミテッド SV TWは、ダイワバスシリーズ最高峰・スティーズの最新リミテッドモデルです。

搭載している「34mm径SV BOOSTスプール」によって、遠投もアキュラシーキャストも思いのままに行うことができます。特に、従来スプールよりもキャスト後半の伸びがアップしていて、飛距離が出るのが特徴です。

また、スティーズ リミテッド SV TWでは、自重の軽さにも注目です。自重160gは、バーサタイルベイトの中ではトップクラスの軽さを誇ります。リールの軽さを追求したいバスアングラーは、ぜひチェックしてみてください。

ラインナップはこちら


1000

1000L

1000H

1000HL
ギア比 6.3 6.3 7.1 7.1
最大ドラグ力(kg) 5 5 5 5
自重(g) 160 160 160 160

軽いルアーでも飛距離が出るベイトリール

軽いルアーでも飛距離が出るベイトリールの画像

軽いルアーをベイトリールでよく飛ばしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。実際に比較したことがありますが、最適なベイトリールを選び、上手くブレーキ設定を行えば、スピニングタックルよりベイトタックルのほうが飛距離が出ることもあります。

その理由は、スピニングタックルだとキャスト時にラインが螺旋状に放出されガイドに強く干渉するのに対して、ベイトタックルはラインがほぼ真っ直ぐに放出されガイドに干渉しにくいからです。軽いルアーではこのライン放出抵抗が飛距離低下に及ぼす影響が少なくないため、ベイトタックルのほうが飛距離が出ることもあります。

また、ベイトリールの場合は、一度スプールが回転し始めれば回転し続けようとする慣性力が働き、ラインが送り出されていくので、それも飛距離が出る理由です。

さらに、キャストの手返しや正確性は圧倒的にベイトリールがいいので、キャスト回数が増える分、釣れるバスが増えることも期待できます。

軽いルアーで飛距離を出すためには、スプール径の小さなベイトリールの選択が鍵となるので、以下のリールを参考にしてみてください。

シマノ SLX BFS


SLX BFSは、コスパの良さで人気のSLXシリーズに、2021年新たに追加されたベイトフィネスリールです。実売価格は2万円を下回ります。

ベイトフィネス専用「FTB(フィネスチューンブレーキシステム)」の恩恵で、5g以下のルアーでも飛距離を出すことができます。

シャッドやネコリグなど、軽いルアーをベイトで使いたい方におすすめのリールです。

ラインナップはこちら


RIGHT

LEFT

XG RIGHT

XG LEFT
ギア比 6.3 6.3 8.2 8.2
最大ドラグ力(kg) 3.5 3.5 3.5 3.5
自重(g) 170 170 170 170

ダイワ アルファス AIR TW


アルファス AIR TWは、「超小口径28mmG1ジュラルミン製AIRスプール」を搭載したベイトフィネス専用機です。ネコリグ、スモラバ、シャッドなど、軽量ルアーを難なくキャストできます。

実売価格は3万円ほどと決して安くありませんが、ベイトフィネスリールの中でもトップクラスの人気です。

ラインナップはこちら


7.1R

7.1L

8.6R

8.6L
ギア比 7.1 7.1 8.6 8.6
最大ドラグ力(kg) 3.5 3.5 3.5 3.5
自重(g) 160 160 160 160

ダイワ アルファス SV TW


アルファス SV TWは、5~10g程度の軽いルアーをよく使うアングラーにおすすめのベイトリールです。

搭載されている「32mmSVスプール」は、小口径で慣性が抑えられるため、軽いルアーのキャストに適しています。

例えば、小型クランクベイトや5gシンカーのテキサスリグなど、スピニングタックルだと重い、通常スプール径のベイトリールだと軽いというようなルアーにおすすめです。

ラインナップはこちら


800H

800HL

800XH

800XHL
ギア比 7.1 7.1 8.1 8.1
最大ドラグ力(kg) 4.5 4.5 4.5 4.5
自重(g) 175 175 175 175

ベイトリールで遠投するためのコツ7つ

遠投するには飛距離が出るベイトリールを使うことはもちろんですが、投げ方のコツを知っているかどうかでも飛距離は変わってきます。

ここでは、ベイトリールで遠投するための7つのコツをご紹介します。

①ブレーキ設定を細かく行う

まずは、ベイトリールのブレーキ設定を細かく行いましょう。ベイトリールには、メカニカルブレーキとブレーキシステムがありますので、それぞれをシビアに設定していきます。

具体的には、まずメカニカルブレーキを締め込み、徐々に緩めていきながらスプールが左右にカタカタとなり始める点を見つけます。この左右にカタカタとなり始める点を見つけたら、わずかにメカニカルブレーキを締めてカタカタとならないようにします。左右にカタカタとなる状態では、キャスト時にスプールがブレて飛距離が落ちる原因となるので注意してください。

次に、ブレーキシステムは、キャストしたときにスプール上でラインが浮き上がるか浮き上がらないかギリギリのところに設定します。強めのブレーキ設定から試してみて、徐々にブレーキを弱くしていき、ラインが浮き上がる一歩手前の設定位置を見つけるのがコツです。

②重くて空気抵抗の少ないルアーを使う

遠投するためには、重さがあり空気抵抗の少ないルアーが向いています。例えば、バイブレーションやメタルバイブ、ラバージグ、チャターベイト、ワームであればヘビキャロのように重いシンカーが使えるものが遠投しやすいです。

一方、ミノーやクランクベイトの場合は、重心移動システムを搭載しているものや、飛行姿勢の安定しているものであれば遠投できます。

③細いラインを使う

飛距離を出すためには、ラインの抵抗も考えなければなりません。

ラインは太くなればなるほど、

・ガイドやレベルワインダーへの干渉が強くなる
・ライン自体の重さが増す
・ルアーが飛んでいる最中に受ける風の抵抗が大きくなる

ので、飛距離が落ちます。

遠投で使うラインの目安は、フロロカーボンやナイロンだと8~16lb、PEだと1号程度がおすすめです。

④スリークウォーターキャストで投げる

ベイトリールで遠投したいのであれば、スリークウォーターキャストがおすすめです。スリークウォーターキャストとは、オーバーヘッドキャストとサイドハンドキャストの中間くらいの角度で投げる方法です。

スリークウォーターキャストのメリットは、

・ルアーの放出点を高くできること
・全身を使って投げられること
・キャストの正確性が保ちやすいこと

が挙げられます。

ルアーの放出点をできるだけ高くしつつ、腕と背中の筋肉・体の回転・体重移動を意識しながらキャストすると遠投できます。また、キャスト後のフォロースルーは、ラインにかかる抵抗を少なくするようにロッド角度を微調整することで、より飛距離を伸ばせます。

⑤垂らしを長くする

飛距離を出したいときには、垂らしを長めに取ると遠投しやすいです。垂らしを長くすることでルアーの放出点を高くでき、さらに、ティップのブレがルアーに伝わりにくくなるので、ルアーの飛行姿勢が安定して飛距離が出るようになります。

垂らしの長さはロッドの長さや硬さ、ルアーの重さによって変わるので一概には言えませんが、まずは50cmくらいから始めてみて、徐々に長くしながら飛距離が出る長さを見つけてみましょう。飛距離が出る垂らしの長さを見つけたら、ロッドのガイド位置を目安にして覚えておくと再現性を高めやすいです。

⑥硬いロングロッドを使う

遠投にはロングロッドが有利です。具体的には、7ftを超えるロッドが遠投に適しています。

硬さに関しては、「ルアーを投げるのに支障のない範囲で最も硬いロッド」を使うと、反発力と遠心力を活かせるので遠投しやすいです。

⑦風を利用する

遠投する際には、なるべく追い風でキャストするようにしましょう。追い風でキャストする場合は、いつもより少し上に向かって投げるイメージで、風にルアーとラインを乗せるとよく飛びます。

どうしても向かい風でキャストする必要がある場合は、風で浮き上がる分を考慮して、少しキャスト弾道を低くするイメージで投げてみてください。

飛距離が出るベイトリールでバス釣りを楽しもう!

飛距離が出るベイトリールを使えば、今までルアーが届かなかった範囲のバスも狙うことができ、近~中距離キャストの正確性もアップするので、おのずと釣れるバスの数が増えます。

なんといっても飛距離が出るベイトリールを使えば、気持ち良く釣りができます。

ぜひ今回の内容を参考に飛距離が出るベイトリールを選んで、遠投のコツも抑えてバス釣りを楽しんでみてください。

関連記事一覧