よく飛ぶベイトリールの画像

よく飛ぶベイトリール11選【2020年版】遠投の7つのコツもご紹介!

バスアングラーであれば、「ベイトリールでルアーを遠投したい」と誰もが強く思うもの。

この記事ではシマノ・ダイワのよく飛ぶベイトリールと、遠投するための7つのコツをご紹介します。

書いている人のプロフィール

ルアー通を運営しているTと言います。

釣り歴27年のルアーマンです。

フィッシングカレッジ卒、釣具屋でルアー担当をしていました。

TwitterとYouTubeもよろしくお願いします。

よく飛ぶベイトリール=「よく釣れる」

よく飛ぶベイトリールの画像

バス釣りをはじめ、釣りではより遠くまでルアーや仕掛けを投げたほうがよく釣れます。遠投で広範囲を探れること、魚との距離が取れて警戒されにくくなることがよく釣れる理由です。

特にベイトリールを多用するバス釣りにおいて、よく飛ぶベイトリールが欲しいと考えている方は多いでしょう。

ただ、いざ選ぼうとしたときにはシマノやダイワなど各メーカーがたくさんのベイトリールをラインナップしていて、一体どれを選んだらいいかわからないと思います。

この記事では釣り歴27年・元釣具屋でフィッシングカレッジ卒業生の僕が、バスアングラーに馴染み深いシマノ・ダイワのよく飛ぶベイトリール全11機種をご紹介します。最後にベイトリールで遠投するための7つのコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

DC搭載のよく飛ぶベイトリール

DC(デジタルコントロールブレーキシステム)とは、シマノ独自の電子制御式ブレーキシステムです。スプールの回転を電子制御することで、遠心力ブレーキやマグネットブレーキでは不可能なブレーキコントロールを実現しています。

実際にDC搭載のベイトリールを使ってみると、バックラッシュしない範囲でありながら、スプールからラインがスムーズに出ていく状態を保ってくれることがよくわかります。ブレーキの設定方法によっては、バックラッシュを防ぐためのサミングを必要としないほど高性能です。

またキャスト時にブレーキが稼働している証拠の甲高い電子音は、聞いていてとても気持ち良いものです。

現在、ハイエンドモデルはもちろん、実売2万円程度でもDC搭載のベイトリールを手に入れられるようになっています。

シマノ SLX DC

SLX DCは、2020年に発売された低価格帯のDC搭載ベイトリールです。実売2万円程度で手に入ります。

ブレーキシステムは「I-DC4」で、設定は外部ダイヤル4段階のみと非常に簡単。遠投したいときはダイヤル1か2、ダイヤル3・4に関してはノーサミングノーバックラッシュも可能です。スプール径はベイトリールの黄金比34ミリで、対応するルアーの重さも幅広く、遠投に限らず一般的なバスルアーを幅広く使えます。

安くて性能の良いベイトリールなら、SLX DCが間違いないです。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
210g8.25.0kgナイロン(lb-m)/12-100、14-90、16-80、20-6588cm/ハンドル1回転径34mm/幅22mm45mmボール6/ローラー127,500円

シマノ アンタレスDC MD

アンタレスDC MDは、ビッグベイトやバイブレーションを大遠投したい方におすすめ。よく飛ぶ理由は、DC搭載であることと、スプール径が38ミリと大きいからです。スプール径は大きくなればなるほど慣性力が強く働き、よく飛ぶようになります。

アンタレスDC MDのブレーキシステムは、内部ダイヤル4段階×外部ダイヤル8段階の設定ができる「4×8 DC MD チューン」。遠投では内部ダイヤルを「XBモード」に設定し、外部ダイヤルで微調整を行ってみてください。

世界の大型魚を相手にテストされていて、耐久性が高い点もこのリールのおすすめポイントです。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
235g7.86.0kgナイロン(lb-m)/12-165、14-145、16-120、20-100
PE(号-m)/3-130、4-100、5-80
93cm/ハンドル1回転径38mm/幅22mm45mmボール10/ローラー176,000円

シマノ カルカッタ コンクエスト DC

クランクベイト、バイブレーション、スピナーベイトなど、マキモノ中心であればカルカッタ コンクエスト DCが最適です。

ブレーキシステムは「I-DC5」で、内部ダイヤル3段階×外部ダイヤル5段階の設定ができます。DC搭載による飛びはもちろんですが、「マイクロモジュールギア」のスムーズで静かな巻き心地もカルカッタ コンクエスト DCの魅力。

遠投を第一に考えるのであれば、スプール径38ミリの200番台がおすすめです。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
260g4.86.0kgナイロン(lb-m)/14-145、16-120、20-10057cm/ハンドル1回転径38mm/幅22mm42mmボール12/ローラー169,000円

MGLスプールⅢ搭載のよく飛ぶベイトリール

MGLスプールⅢ(マグナムライトスプールⅢ)とは、シマノのベイトリールに搭載されているよく飛ぶスプールのことです。どのようなスプールかというと、スプールの厚みを超薄肉設計とし、第二世代マグナムライトスプールよりもスプール幅を狭くしたことで、約15%の低慣性化を達成した画期的なスプールです。このスプールによってバックラッシュを軽減しつつ、飛距離を伸ばすことに成功しています。

キャストしてみた印象は、「最後まで鋭く伸びる」「とても静かに回る」といった感じです。最後まで鋭く伸びることは遠投にも役立ちますが、カバー下に低弾道で投げ込むときにも使いやすいと感じます。また、キャスト直後の高速回転時でも音・ブレともに少なく、従来スプールよりさらに静かに回っている印象が強いです。

シマノ メタニウム

メタニウムは、2020年新製品の中でも特に注目を集めているベイトリールです。マグネシウム一体成型の「コアソリッドボディ」は、自重の軽さを実現するとともに、これまでのベイトリールよりもさらにコンパクトでパーミングしやすくなっています。

ブレーキシステムは「SVSインフィニティ」で、基本的に内部ブレーキシュー4つすべてオンの状態で外部ダイヤルを調整すれば、遠投もバックラッシュを抑えたキャストも可能です。さらに遠投したい場合には、内部のブレーキシューを1~2つオンにした状態で投げてみてください。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
175g7.15.0kgナイロン(lb-m)/12-100、14-90、16-80、20-6576cm/ハンドル1回転径34mm/幅19mm42mmボール10/ローラー144,100円

シマノ アンタレス

「キャストキング」の異名を持つシマノベイトリールのハイエンド・アンタレス。MGLスプールⅢを初めて搭載したベイトリールで、バックラッシュを抑制しつつ安定した遠投をサポートしてくれます。

アンタレスならではのフルメタルHAGANEボディは、機能面や耐久性もさることながら、高級感もトップクラス。1998年に発売された初代から今なお、バスアングラーの憧れであり続けているリールです。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
220g7.45.0kgナイロン(lb-m)/12-100、14-90、16-80、20-6579cm/ハンドル1回転径34mm/幅19mm42mmボール10/ローラー158,000円

TWS搭載のよく飛ぶベイトリール

TWS(Tウイングシステム)とは、ダイワベイトリールに搭載されているT字型レベルワインドのことです。TWSはクラッチを切るとレベルワインドの幅広い開口部分をラインが通るようになり、スプールからのライン放出抵抗が抑えられるためよく飛ぶ仕組みとなっています。

TWS搭載のベイトリールを使って感じた遠投以外のメリットですが、ルアーを沈めるときにも抵抗が少ないため、障害物に対してよりタイトにフォールさせることが可能です。遠投することができ、フォールもさせやすくなる画期的なレベルワイドが、ダイワのTWSです。

ダイワ ジリオン 10.0R/10.0L SV TW

ベイトリール最速ギア比10.0を採用した、通称「ジリオン10(テン)」。TWS搭載で飛距離を出しつつ、「G1ジュラルミン製SVスプール」でバックラッシュを抑制しているので、使いやすさのバランスが取れています。

使い方としてはバイブレーションやビッグベイトを遠投し、高速巻きでバスをバイトさせるような釣りで使いやすいです。もちろんギア比の高さを活かし、テキサスリグやラバージグで効率よくカバーを撃っていく釣りにもおすすめです。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
215g10.04.5kgナイロン(lb-m)/14-45~90、16-40~80106cm/ハンドル1回転径34mm90mmボール10/ローラー143,000円

ダイワ ジリオン TW HLC 1516

ジリオン TW HLC 1516はTWSに加え、よく飛ぶことで評価の高い「G1ジュラルミン製HLCスプール」、遠投用ブレーキシステムの「マグフォースZロングディスタンスチューン」を搭載した超遠投仕様のベイトリールです。超高剛性高精度スーパーメタルハウジングで耐久性を高めつつ、自重は205グラムと十分に軽いです。

ヘビキャロやバイブレーションの遠投に最適な、よく飛ぶベイトリールに仕上げられています。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
205g7.35kgナイロン(lb-m)/16-100、20-8081cm/ハンドル1回転径36mm90mmボール10/ローラー147,500円

ダイワ タトゥーラ SV TW

タトゥーラ SV TWは、遠投をこなしつつ、幅広いルアーを使えるリールが欲しい方におすすめです。

32ミリ径の「超々ジュラルミン製SVスプール」は、重量のあるビッグベイトから、5グラム程度の小型ルアーまで快適にキャスト可能。ラインの巻き量を少なくすれば、もっと軽い2~3グラム程度のルアーもキャストできます。リール自体の自重も190グラムとかなり軽いです。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
190g7.15kgナイロン(lb-m)/16-40~80、14-45~9071cm/ハンドル1回転径32mm85mmボール7/ローラー125,900円

軽いルアーがよく飛ぶベイトリール

軽いルアーをベイトリールでよく飛ばしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。実際に試したことがありますが、最適なベイトリールを選び上手くブレーキ設定を行えば、スピニングタックルよりベイトタックルのほうがよく飛ぶこともあります。

その理由は、スピニングタックルだとキャスト時にラインが螺旋状に放出されガイドに強く干渉するのに対して、ベイトタックルはラインがほぼ真っ直ぐに放出されガイドに干渉しにくいからです。軽いルアーではこのライン放出抵抗が飛距離低下に及ぼす影響が少なくないため、ベイトタックルのほうがよく飛ぶこともあります。またベイトリールの場合は、一度スプールが回転し始めれば回転し続けようとする慣性力が働き、ラインが送り出されていくので、それもよく飛ぶ理由です。

さらに、キャストの手返しや正確性は圧倒的にベイトリールが良いので、キャスト回数が増える分、釣れるバスが増えることも期待できます。

軽いルアーをよく飛ばすためには、スプール径の小さなベイトフィネス仕様の機種選択が鍵となるので、以下のリールを参考にしてみてください。

ダイワ スティーズ AIR TW

スティーズ AIR TWは、ダイワのハイエンドベイトリール・スティーズシリーズのベイトフィネス専用機です。

「超小口径28ミリG1ジュラルミン製AIRスプール」の搭載により、2~3グラムのルアーは問題なしに、さらには1グラム台のルアーをもキャストできます。先にご紹介した「TWS」も搭載しているので、ライン放出抵抗が少なくよく飛びます。

さらに自重が135グラムと、ベイトリールでトップクラスの軽さであることもこのリールの魅力です。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
135g9.13.5kgナイロン(lb-m)/6-45、8-4580cm/ハンドル1回転径28mm80mmボール12/ローラー168,000円

ダイワ アルファス AIR TW

アルファス AIR TWも、「超小口径28ミリG1ジュラルミン製AIRスプール」を搭載したベイトフィネス専用機。ネコリグ、スモラバ、シャッドなど、軽量ルアーを難なくキャストできます。

価格は先にご紹介したスティーズ AIR TWが実売6万円ほどに対して、アルファス AIR TWは実売3万3千円ほどなので、コスパの面で言えばこちらがおすすめです。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
160g8.63.5kgナイロン(lb-m)/6-45、8-4575cm/ハンドル1回転径28mm80mmボール6/ローラー142,800円

シマノ スコーピオン BFS

スコーピオン BFSは、シマノベイトリールとしては珍しいマグネットブレーキ仕様のリールです。スプール自体に直接ブレーキを掛ける「FTB」という仕組みで、軽いルアーを投げやすくしてあります。

ボディがコンパクトでパーミングしやすく、自重165グラムと軽量なことも魅力です。

自重ギア比最大ドラグ力糸巻量最大巻上長スプール寸法ハンドル長ベアリング数本体価格
165g8.23.5kgフロロ(lb-m)/8-4582cm/ハンドル1回転径32mm/幅22mm42mmボール7/ローラー135,000円

ベイトリールで遠投するための7つのコツ

遠投するにはよく飛ぶベイトリールを使うことはもちろんですが、投げ方のコツを知っているかどうかでも飛距離は変わってきます。

ここではベイトリールで遠投するための7つのコツをご紹介します。

①ブレーキ設定をシビアに行う

まずはベイトリールのブレーキ設定をシビアに行いましょう。ベイトリールにはメカニカルブレーキとブレーキシステムがありますので、それぞれをシビアに設定していきます。

具体的には、まずメカニカルブレーキを締め込み、徐々に緩めていきながらスプールが左右にカタカタとなり始める点を見つけます。この左右にカタカタとなり始める点を見つけたら、わずかにメカニカルブレーキを締めてカタカタとならないようにします。左右にカタカタとなる状態では、キャスト時にスプールがブレて飛距離が落ちる原因となるので注意してください。

次にブレーキシステムは、スプール上でラインが浮き上がるか浮き上がらないかギリギリのところに設定します。まずは強めのブレーキ設定から試してみて、徐々にブレーキを弱くしていき、ラインが浮き上がる一歩手前の設定位置を見つけてみてください。

②重くて空気抵抗の少ないルアーを使う

遠投するにはやはり重さがあり、空気抵抗の少ないルアーが向いています。具体的には、バイブレーションやメタルバイブ、ラバージグ、チャターベイト、ワームだとヘビキャロのように重いシンカーが使えるものが遠投できます。

ミノーやクランクベイトの場合は重心移動システム搭載のもの、固定重心でも空中で回転せず飛行姿勢の安定したものであれば遠投できます。

③細いラインを使う

遠投するためには、ラインの抵抗も考えなければなりません。

ラインは太くなるほど、

・ガイドやレベルワインドへの干渉が強くなる
・ライン自体の重さが増す
・ルアーが飛んでいる最中に受ける風の抵抗が大きくなる

ので、飛距離が落ちます。

遠投で使うラインの目安は、フロロカーボンラインやナイロンラインだと8~14ポンド、PEラインだと1号程度がおすすめです。

④スリークウォーターキャストで投げる

ベイトリールで安定的に遠投したいのであれば、スリークウォーターキャストが一番です。スリークウォーターキャストとは、オーバーヘッドキャストとサイドハンドキャストの中間くらいで投げる方法です。

スリークウォーターキャストのメリットは、

・ルアーの放出点を高くできること
・全身を使って投げられること
・キャストの正確性が保ちやすいこと

が挙げられます。

ルアーの放出点をできるだけ高くしつつ、腕と背中の筋肉・体の回転・体重移動を意識しながらキャストすると遠投できます。またキャスト後のフォロースルーは、ラインにかかる抵抗を少なくするようにロッド角度を微調整するとより遠くへ飛ばせます。

⑤垂らしを長くする

遠投するときには垂らしを長めに取ると遠投しやすいです。垂らしを長くすることでルアーの放出点を高くでき、同時にキャスト時のティップのブレがルアーに伝わりにくくなるので飛行姿勢が安定してよく飛ぶようになります。

垂らしの長さはロッドの長さや硬さ、ルアーの重さによってかなり変わるので一概には言えませんが、まずは50センチくらいから始めてみて、徐々に長くしながらよく飛ぶ長さを見つけてみましょう。よく飛ぶ垂らしの長さを見つけたら、ロッドのガイド位置を目安にして覚えておくと再現性を高めやすいです。

⑥硬いロングロッドを使う

遠投にはやはりロングロッドが有利です。具体的には7フィートを超えるロッドが遠投に適しています。

また、「ルアーを投げるのに支障のない範囲で最も硬いロッド」を使うと、反発力と遠心力を活かせるので遠投しやすいです。

⑦風を利用する

遠投する際にはなるべく追い風でキャストするようにしましょう。追い風でキャストする場合は、いつもより少し上に向かって投げるイメージで、風にルアーとラインを乗せるとよく飛びます。

どうしても向かい風でキャストする必要がある場合は、風で浮き上がる分を考慮して、少しキャスト弾道を低くするイメージで投げてみてください。

よく飛ぶベイトリールでバス釣りを楽しもう!

よく飛ぶベイトリールを使えば今までルアーが届かなかった範囲のバスも狙うことができ、近~中距離キャストの正確性もアップするので、おのずと釣れるバスの数が増えます。

なんといってもよく飛ぶベイトリールを使えば、気持ち良く釣りができます。

ぜひ今回の内容を参考によく飛ぶベイトリールを選んで、遠投のコツも抑えてバス釣りを楽しんでみてください。

関連記事一覧