ザラスプークの釣れる使い方やおすすめカラーは?アメリカンルアーの実力はやっぱり凄い!
ザラスプークは、ペンシルベイトを代表するアメリカンルアーです。
50年以上前に発売されてから今日まで形を変えつつ、スタンダードなペンシルベイトとしてあり続けています。
この記事では、ザラスプークの釣れる使い方やおすすめカラーをご紹介します。
書いている人のプロフィール
釣り歴31年のルアーマンで、
釣具屋のルアー担当をしていました。
フィッシングカレッジ卒業生です。
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10年以上1軍の釣れるワームです エコギア パワーシャッド |
この記事の目次
ザラスプークとは?
ザラスプークは、ヘドン社が発売しているペンシルベイトです。
発売からはなんと50年以上経っているそうで、その実力の高さを伺うことができます。
ザラスプークはペンシルベイトのスタンダードテクニックである「ドックウォークアクション」を生み出したルアーとして有名で、釣れるペンシルベイトとして多くの人が認識しています。
僕がこのザラスプークの存在と実力を知ったのは雑誌の特集でしたが、そのときにデカバスに混じって25cmくらいの小バスが釣れていたのが印象的でした。
ザラスプークのサイズは114mmあるのでとても不思議に思い、「このサイズのペンシルに小バスが食う?なんで?」と疑問に思ったことをきっかけに使うようになりました。
ちなみにヘドン社は老舗のルアーメーカーで、プラドコ社に買収されて今は残っている形です。
歴史背景が曖昧ですが、ヘドン社自体は創業から100年くらい経っているようです。
現在、日本においてはスミスがプラドコ社の総代理店としてヘドンをはじめとするルアーブランドを扱っています。
見た目はリアルとはほど遠く、日本製ルアーを使ったほうが釣れる感じもしますが、使ってみると「これ良いルアーなんだ」と認識できると思います。
ザラスプークの特徴
ザラスプークの特徴は、なんといっても水押しが強いことです。
ボディの浮力が強く、アクション時に強い水押しを発生させてくれます。
日本ではバス釣りで使われていますが、海外だと「パイク」や「ストライパー」といった魚も釣れるそうです。
ザラスプークが生み出す水押しは、魚にとって魅力的なものなのでしょう。
ザラスプークの釣れる使い方
ザラスプークの使い方のコツは、強めにアクションさせること。
このルアーの特徴は水押しなので、それを活かしていくのが釣れる使い方となります。
具体的には、左右に首を振らせるというよりも、ボディが水面を押しながら左右に滑っていくイメージで使ってみてください。
左右にリズムよく「タンッタンッタンッ」というより、「スーッスーッ」と滑るような使い方がおすすめです。
もし弱いアクションのほうが釣れると思った場合は、ほかのルアーを使った方が良いと思います。
ザラスプークを使うときは「強めにアクションさせる」ことが釣れる使い方です。
ザラスプーク使用時の注意点
ザラスプークが一般的なルアーと違うのが、スプリットリングではなく「フックハンガー」によってフックがセットされていることです。
そのためフックを替える際には、マイナスドライバーでネジを外してから交換となります。
このフックハンガーにフックをセットすることで、ザラスプークの釣れるアクションが生み出されている感じもします。
最新式ではないからといって、実はこれじゃないとダメみたいなところもあるかもしれません。
それとキャストの際ですが、瞬間的に力を加えると空中で回転して上手く飛ばないです。
少し垂らしを長くして、流すようなキャストをすると上手く飛ぶので参考にしてください。
ザラスプークのおすすめカラー
ザラスプークのカラーは略称で表されています。
カラー名から抜き出された略称が多いですが、中にはなんでそれなんだろう?というカラー名もあり、アメリカンルアーらしくて僕は好きです。
ここでは使い勝手が良いおすすめカラーを3つピックアップしてご紹介します。
BON
BONはボーンの略で、白いボディが特徴のカラーです。
ホワイト系のカラーは太陽の光と相まって少し膨張して見えるようで、バスがルアーを見切るような場合に使ってみるのがおすすめ。
また、どんな状況でも安定して釣れるのもこのカラーなので、1個だけ買うならBONがおすすめです。
XBW
アメリカンルアーらしいカラーリングのXBW。
ブラック基調のXBWは、ホワイト系のBONとカラーローテーションがしやすいです。
骨をイメージしたペイントは、残像効果を生み出してバスにアピールしてくれます。
ブラックはバスがバイトミスするときに使うのがおすすめのカラーで、ルアーの横や後ろにバスが出てしまっているようなときに使うのが効果的です。
NP
周りの色を移し込んでしまうような綺麗な銀が特徴のNP。
深場からバスを浮かせる「コールアップ」を図りたいときにおすすめのカラーです。
少しバスの居るレンジが深いと感じるようなときに使いやすく、クリア・マッディー関係なく使ってみてください。
また真夏の炎天下に高速でアクションさせて、リアクションバイト狙いで使ってみると意外に効果的なことも多いカラーです。
ザラスプークの親戚にあたるルアーたち
ザラスプークは「オリジナルザラスプーク」とも呼ばれます。
スプークと名の付くペンシルベイトはいくつかあり、いずれもよく釣れるルアーとなっています。
以下にご紹介しますので、ザラスプークと併せてぜひ使ってみてください。
ヘドン ザラパピー
ザラパピーは、ザラスプークのダウンサイズバージョン。
オリジナルサイズ譲りのドッグウォークで、スピニングでの使用が基本です。
ベイトのサイズに合わせたり、小バスでいいからトップで釣りたいというときに使ってみてください。
ヘドン スーパースプークJr.
形はザラスプークに似ていますが、このスーパースプークJr.は水押しに音がプラスされています。
ドッグウォークさせると「カコーンッ!カコーンッ!」と甲高いラトル音がして、明らかにバスを遠くから寄せてくれるという印象を受けます。
状況によっては音が邪魔になることもありますが、何度も同じコースを通して威嚇を誘いバイトさせるといった使い方もおすすめです。
ヘドン スウェイバックザラスプーク
1980年頃に一時期販売されていた、背中が反り返ったザラスプーク「ソリザラ」を復刻させたのが、このスウェイバックザラスプークです。
カラーラインナップはアメリカンな感じのものが多くなっています。
オリジナルザラスプークに比べてアクションの移動距離が長いのが特徴で、ウィードエリアのようにバスが回遊していてどこに居るかわかりづらい状況での使用がおすすめです。
ザラスプークでトップの威力を体感しよう!
今でこそ日本製ペンシルベイトでメガバスのジャイアントドッグXやラッキークラフトのサミー、O.S.Pのヤマトのような良いトップウォータールアーがありますが、それでもザラスプークの水押しが効く場面は多い気がします。
50年以上残り続けているザラスプークの実力は、やはり計り知れないものです。
ザラスプークは、ペンシルベイトのアクションを覚えるのに最適で、かつ釣れるルアーです。
ぜひザラスプークを使って、バス釣りを楽しんでみてください。