バス釣りワームおすすめ19選|釣れるワームはコレを見ればわかる!
バス釣りで決して欠かすことができないワーム。種類が多いので初心者の方はどれを選んだらいいか迷ってしまうことでしょう。
この記事ではバスがよく釣れるワームを厳選して、釣れる使い方と一緒にご紹介します。
書いている人のプロフィール
釣り歴31年のルアーマンで、
釣具屋のルアー担当をしていました。
フィッシングカレッジ卒業生です。
僕が使っているおすすめルアー | |
どれだけのバスを釣ったかわかりません ウォーターランド スピンソニック |
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シーバス釣るならこれからスタート バスデイ レンジバイブ 70ES |
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10年以上1軍の釣れるワームです エコギア パワーシャッド |
この記事の目次
バス釣りのワーム選びは迷って当然
ワームは柔らかいプラスチックや生分解素材で作られたルアーで、バス釣りでは決して欠かすことができないものです。バス釣りにおいてワームが無かったとすれば、釣果は大きく落ちてしまうことでしょう。
そんなバス釣りで必須のワームですが、数えきれないほど多くの種類があり、選ぶのにとても迷ってしまうと思います。僕自身30年以上バス釣りをやってきていますが、ワームには形や色の違い、さらにはさまざまなメーカーがあるので、長く経験していても選びにくいと感じます。なので、初心者の方が迷ってしまうのは当然です。
この記事でご紹介しているワームは、これまで僕自身が使ってバスがよく釣れた実績があるものだけをご紹介しています。これまでの実釣経験と元釣具屋としての知識、フィッシングカレッジ卒のノウハウを詰め込んだので、ご自身がバスを手にする確率を高めることに貢献できると思います。
それでは、僕が自信を持っておすすめするバス釣りワームをご紹介していきます。
シャッドテールワーム
テールの振動でバスを誘うタイプのワームを「シャッドテールワーム」と言います。シャッドテールワームは小魚をイメージして使うのが基本です。
さらにもう一歩踏み込んで、「リアクションバイト狙いで使う」ことをやってみると釣果が大きく変わるのがシャッドテールワームの真骨頂です。使い方は重めのシンカーを使って、一気にボトムまでフォールさせること。ほかのルアーに無反応な状況もこの使い方でよく打開してきました。周りが釣れないときにシャッドテールワームのリアクションで釣ると、なんとも言えない優越感が体験ができます。
サワムラ ワンナップシャッド
ワンナップシャッドはサイズラインナップが多く、スピニングでもベイトでも使いやすいです。
中でも最もおすすめしたいのは4インチ。以前、ほかのルアーで無反応だったエリアから、ワンナップシャッド4インチのテキサスリグで30分間に7本のバイトラッシュを経験したことがあります。厳しいと感じる状況でも、シャッドテールワームでリアクションバイトが誘発できれば、それだけ釣れてしまいます。
ルアーのサイズ | 2~6インチ |
基本リグ | テキサスリグ・ジグヘッドリグ・ラバージグトレーラー |
ケイテック スイングインパクト ファット
数々のシャッドテールワームの中でも、特にアピール力が強いケイテックのスイングインパクト ファット。テールを大きく振りながらも、安定性が高いスイミング姿勢が特徴です。ボディ全体のリブで抵抗感があり、シルエットが曖昧になることもポイント。
使い方は、ノーシンカーリグやテキサスリグでウィードが広がっているポイントを探ったり、アシの周りをスイミングさせながら使ってみたりするのがおすすめです。
ルアーのサイズ | 2.8~7.8インチ |
基本リグ | ノーシンカーリグ・テキサスリグ・ラバージグトレーラー |
ゲーリーヤマモト レッグワーム
レッグワームは、ダウンショットリグやジグヘッドリグでの使用をおすすめしたいワームです。小さなブルーギルやワカサギが居る場所でよく釣れます。
おすすめカラーはスモークやピンクといった単色のソリッドタイプで、特にピンクは絶対使ってほしいと思える爆発力を秘めています。
しかしこのレッグワームには、素材が脆いというデメリットがあります。ただおそらくこの素材の脆さが釣れる理由でもあるので、そこは釣果とのトレードオフな感じです。
ルアーのサイズ | 2.5~2.9インチ |
基本リグ | ダウンショットリグ・ジグヘッドリグ |
ストレートワーム
ストレートワームはシンプルで真っ直ぐな形状をしたワームです。シンプルゆえに使用リグを選ばないため、活躍する場面は非常に多く、バス釣りのトーナメントでもよく使われています。
ストレートワームはシェイクで細かく震わせたり、フォールさせたりして使うのが基本です。
ゲーリーヤマモト カットテールワーム
カットテールワームは、一般アングラーにライトリグを定着させた立役者と言えるワームです。塩が入ったゲーリー特有の素材は、バスだけでなくほかの小魚もよく寄ってくるので、本物の生き物に近い質感や水押しが再現できているのだと思います。
ワッキーリグで見えバスを釣ったり、杭などの縦ストラクチャーをスプリットショットリグでフォールさせたりして使ってみてください。
ルアーのサイズ | 3.5~10インチ |
基本リグ | ワッキーリグ・スプリットショットリグ |
ジャッカル フリックシェイク
フリックシェイクは、ジグヘッドワッキーの釣りを世に広めたワームです。発売当時はよく完売していました。
意図して曲げられたボディがフリックシェイクの特徴で、ジグヘッドワッキーにしてシェイクすると、水に落ちたミミズを思わせる複雑なアクションでバスを誘うことができます。
プレッシャーが高いと言われる場所において、初心者の方が最初に使うワームとしておすすめです。
ルアーのサイズ | 3.8~5.8インチ |
基本リグ | ジグヘッドワッキー |
ZBC スワンプクローラー
ネコリグでの使用が人気のスワンプクローラー。ネコリグとはワームの頭にシンカーを差して、ワームの途中にフックを掛けて使うリグのことを言います。
年間を通して釣れるワームですが、特に春から梅雨時期にかけてよく釣れます。僕は雨が降っているときや降った後によく使っています。
ルアーのサイズ | 5-1/2インチ |
基本リグ | ネコリグ・ジグヘッドワッキー |
O.S.P ドライブクローラー
差別化が難しいストレートワームで、形状・素材硬度・比重を追究することにより高い実釣性能を実現したドライブクローラー。最も性能を発揮してくれるのはネコリグで、細かなリブが生み出す微振動でバスを誘います。
ドライブクローラーのアクションは、震えるというより「もだえる」といった表現が適していて、ほかのストレートワームとローテーションしつつ使うことが多いです。
一般的なフィールドにおいては、3.5~5.5インチが使いやすいです。
ルアーのサイズ | 3.5~9インチ |
基本リグ | ネコリグ |
DSTYLE トルキーストレート
トルキーストレートは、上下非対称のボディで誰もが良い動きを引き出せるストレートワームです。
味と匂いが配合されていて、トーナメントでも使われるほどハイプレッシャーに強いのが魅力となっています。特にバスの活性が低くなり、嗜好がアクションではなく味や匂いに傾いているときに使うとよく釣れる印象があります。
ルアーのサイズ | 3.8~5.8インチ |
基本リグ | ネコリグ |
ロボワーム アライブシャッド
アライブシャッドは現在のバス釣りにおいて、人気・知名度ともに低いワームです。ただ、このアライブシャッドは一度使うと手放せない存在へと変わります。
ずばり、ほかのワームで釣れないときがアライブシャッドの出番です。リグはバスがボトムに居ればダウンショット、中層に居ればジグヘッドリグやスモラバのトレーラーとして使ってみてください。
ルアーのサイズ | 3~4インチ |
基本リグ | ダウンショットリグ・ジグヘッドリグ・スモラバトレーラー |
クローワーム
エビやザリガニをイメージして作られたのが「クローワーム」です。バスは小魚に比べて捕食にエネルギーを使わないエビやザリガニが大好きで、釣ったバスの口にエビやザリガニが入っているなんてことがよくあります。
クローワームはボトムでアクションさせるのが基本で、特にエビやザリガニが多く生息している濁った場所で使うのが効果的。テキサスリグやジカリグ、ラバージグのトレーラーとして使ってみてください。
O.S.P ドライブクロー
ドライブクローは、人気・実績ともに高いクローワームです。
アクション時もフォール時も、ツメが水を受けると強いバイブレーションを起こしバスを誘います。また、ポーズ中も長い触覚と細いレッグが機敏に水の流れに反応して誘い続けてくれるワームです。
僕自身はジカリグやラバージグのトレーラーとして使うことが多いです。テキサスリグだとちょっとバランスを崩しやすい感じがします。
ルアーのサイズ | 2~5インチ |
基本リグ | ジカリグ・ラバージグトレーラー |
ZBC ウルトラバイブスピードクロー
ウルトラバイブスピードクローは、アームの強いアクションでバスを誘うクローワーム。バタバタとアームが動く姿を初めて見たときはかなりの衝撃を受けました。
使い方は大きく長い距離を動かすほうが良く、ロッドでアクションさせるだけでなくリールで巻いて使うのもありです。
ルアーのサイズ | 3.5インチ |
基本リグ | テキサスリグ・ラバージグトレーラー |
グラブ
太いボディに大きく曲がったテール付きのワームを「グラブ」と呼びます。
グラブは巻いたり沈めたりすればテールが勝手にアクションするので、初心者の方が一番使いやすいワームです。スイミングやリフト&フォールで使うとよく釣れます。
使うときはテールの先端を下向きにセットするのがおすすめ。上向きにセットするとアクションが弱くなったり、回転しやすくなったりするので覚えておきましょう。
ゲーリーヤマモト 4インチグラブ
4インチグラブは、バス釣りド定番のワームです。初心者の方がひとつだけ選ぶなら、これがおすすめです。
発売から20年以上も流行り廃りすることなくずっと残っているので、今後も使われ続けるワームで間違いないでしょう。
使い方はジグヘッドリグやノーシンカーリグ、ラバージグのトレーラーなど、万能に使うことができます。僕は以前この4インチグラブで1日に同じバスを2回釣ったことがあり、高い実釣性能を持ったワームなんだとそのとき感じました。
ルアーのサイズ | 4インチ |
基本リグ | ジグヘッドリグ・ノーシンカーリグ・ラバージグトレーラー |
虫系ワーム
夏場に大活躍してくれるのが「虫系ワーム」です。虫系ワームはそのほとんどが水面に浮く特徴を持っています。水面に落ちたトンボやバッタは簡単に岸に戻れないため、バスにとって最高の餌となります。
意外ですが、水面を利用することによって沈むワームに反応しなかったバスが釣れることも多いです。
季節や使用シーンは限定的ですが、ボックスにひとつは入れておきたいワームです。
O.S.P オリカネムシ
O.S.Pのプロスタッフである折金さんの名前を冠したオリカネムシは、トーナメントでも活躍するほど高い実釣性能を持った虫系ワームです。フックポイントが2本のブラシガードに守られていて、カバーに投げ込んでも引っかかりにくい特徴があります。
小さくて見失いがちな虫系ワームのデメリットをなくすため、ヘッドに黄色やピンクの蛍光色が塗ってあるカラーもあります。
ルアーのサイズ | 34mm |
基本リグ | ノーシンカー |
バークレイ アオキムシ
中空構造で浮力の確保とフッキング率向上が図られているアオキムシ。ラバーとレッグが起こす異なる微振動でバスを誘います。
バスだけでなくブルーギルが結構飛びついてくるので、使ってて飽きないです(笑)
ルアーのサイズ | 1.5インチ |
基本リグ | ノーシンカー |
ピンテールワーム
テールが極端に細いタイプのワームは、「ピンテールワーム」と呼ばれています。
バス釣りでは種類が少ないタイプですが、ほかとはちょっと違った使い方ができるので持っておきたいワームです。
デプス デスアダー
対ビッグバス用として開発されたデスアダーは、数少ないバス専用ピンテールワームです。ノーシンカーやライブベイトリグといったシンカーを使わないリグで使うとよく釣れます。
デスアダーでおすすめの使い方は、テールをブルーギルに食わせて、持って行かせては離させることを繰り返すテクニック。この使い方はプレッシャーが高いと言われる場所でとても効果があり、ブルーギルの近くに居るバスのスイッチが入ってワームを奪い取っていく光景を何度も経験しました。
使いやすいのは4インチもしくは5インチです。
ルアーのサイズ | 4~8インチ |
基本リグ | ノーシンカーリグ・ライブベイトリグ |
スティックベイトワーム
スティックベイトワームは、ストレートワームのボディを太くしたようなワームです。ワームにある程度の自重があるためノーシンカーリグでも投げやすく、水面でルアーを跳ねさせて障害物の隙間に送り込む「スキッピング」がやりやすいことも特徴となっています。
ラインをフリーにした状態で落とし込んでいくフォーリングや、ロッドで軽く引っ張ってスライドさせるダートアクションがスティックベイトワームの基本的な使い方。ワッキーリグやジグヘッドワッキーで使うのもおすすめです。
ゲーリーヤマモト ヤマセンコー
ヤマセンコーは、フリーフォールでバスが釣れることを世に知らしめたスティックベイトワームの代名詞。ボディ素材に塩を混ぜてあるので重さがあり、しっかりとした飛距離を出すことが可能です。
ヤマセンコーはサイズと種類のラインナップが非常に多いシリーズですが、まずは4インチから使ってみることをおすすめします。
ルアーのサイズ | 2~7インチ |
基本リグ | ノーシンカーリグ・ワッキーリグ・ジグヘッドワッキー |
O.S.P ドライブスティック
ドライブスティックは、はっきりとゆらゆらしながらフォールするスティックベイトワームです。使い方はノーシンカーリグが基本となります。
頭側から普通にセッティングするのも良いですが、テール側からフックをセットしてバックスライドで使ってみるのも、ドライブスティックでやってみてほしい使い方。バックスライドで桟橋奥やカバー奥に滑り込ませると、簡単にバスが食ってくることも珍しくありません。
ルアーのサイズ | 3~6インチ |
基本リグ | ノーシンカーリグ |
バックスライドワーム
フォールさせると自分から離れていくほうに進むワームを「バックスライドワーム」と言います。バックスライドが有名になったきっかけは、先にご紹介した4インチグラブのテールをカットして使った「イモグラブ」で、現在はこれが製品化されています。
バックスライドワームはノーシンカーリグで使うのが基本で、後方重心となるので飛距離が出しやすくキャストの正確性も保ちやすいです。
スミス ゲーリーヤマモト イモグラブ
4インチグラブのテールをカットしていたものを、さらに機能的な形に再設計したのがイモグラブ。
ラインナップは現在4種類あります。初めて使うのであれば「40」というサイズから使ってみてください。
オフセットフックにセットして、スピニングタックルで使うとよく釣れます。
ルアーのサイズ | 30~60mm |
基本リグ | ノーシンカーリグ |
スミス ゲーリーヤマモト ファットイカ
ファットイカは、フラスカートがセットされたバックスライドワーム。ワーム単体でも12gほどの重さがあり、ベイトタックルでのキャストも簡単です。
特に濁った場所で障害物に対してアプローチしていくとよく釣れます。
フラスカート側から#4/0~5/0のオフセットフックをセットして使ってみてください。ただし、太軸のワイドゲイプフックを使わないとフッキングミスしやすいので注意しましょう。
ルアーのサイズ | 100mm |
基本リグ | ノーシンカーリグ |
バス釣りワームのおすすめがわかったら次はカラー選びに挑戦!
今回ご紹介したバス釣りおすすめワームを使ってもらえれば、バスがなかなか釣れないという方でも釣果に近づけるものと思います。とにかく釣れるワームだけをご紹介したので、気になったものからぜひ使ってみてください。
またバス釣りでは、ワームのカラーも釣果を大きく左右する重要なポイントです。カラー選びまでできるようになればバス釣りの幅は大きく広がり、釣れるバスの数・サイズともに伸びていきます。
「バス釣りでのカラーの使い分け【全25色】ハードルアー・ワームそれぞれの選び方を30年以上の経験と知識で解説してみた」の記事で、バス釣りで使うカラーの詳細をご紹介していますので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。