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バックラッシュしない(しにくい)ベイトリールの画像

バックラッシュしない(しにくい)ベイトリール13選【2023年6月】ほぼバックラッシュしなくなるとっておきの方法もご紹介!

やっかいなバックラッシュを起こさないベイトリールは、バスアングラーであれば誰もが欲しいものです。

この記事では、バックラッシュしない(しにくい)ベイトリールに、ほぼバックラッシュしなくなるとっておきの方法もご紹介します。

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ルアー通を運営しているTと言います。
釣り歴31年のルアーマンで、
釣具屋のルアー担当をしていました。
フィッシングカレッジ卒業生です。
僕が使っているおすすめルアー
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バスデイ レンジバイブ 70ES
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バックラッシュしないベイトリールはある?

バックラッシュしない(しにくい)ベイトリールの画像

これまでベイトリールを使ってきて、一度もバックラッシュしたことがない人は居ないでしょう。僕自身も、今でこそベイトリールを上手く使えていますが、最初の頃はバックラッシュに悩まされることばかりでした。

このバックラッシュですが、どんなにブレーキ設定を上手く行っていたとしても、ゼロにすることはまず不可能です。ですが、バックラッシュしにくいベイトリールや、ほぼバックラッシュしなくなる方法はあります。

この記事では、釣り歴30年・元釣具屋でフィッシングカレッジ卒業生の僕から、バックラッシュしにくいベイトリールをご紹介します。

また、どんなベイトリールであってもほぼバックラッシュしなくなるとっておきの方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

バックラッシュが起きる原因

バックラッシュの画像

バックラッシュは、スプールが過回転し、ルアーが飛んでいくスピードよりもラインの放出スピードが上回り過ぎたときに起こります。

具体的な原因として、

①ルアーの重さに対してスプール径が合っていない
②ブレーキ設定が上手くできていない
③サミングが上手くできていない

といったものがあります。

ルアーの重さに対するベイトリールの選び方は、基本的にスプール径を見るといいです。だいたいの目安として、32mm径スプールだと7g以上、34mm径スプールだと10g以上、36mm径スプールだと14g以上のルアーがバックラッシュを起こしにくく、気持ち良く投げられます。

ブレーキ設定やサミングが上手くできていないことについては、どんなに高性能なベイトリールを使ってもバックラッシュの可能性は高くなります。ですので、正しいブレーキ設定やサミングについて知っておく必要があります。

ベイトリールの基本的な使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。

DC搭載のバックラッシュしない(しにくい)ベイトリール

ここからはルアー通がピックアップした、バックラッシュしない(しにくい)ベイトリールを3つのカテゴリーに分けてご紹介します。まずは、DC搭載のバックラッシュしない(しにくい)ベイトリールからスタートです。

シマノには、デジタルコントロールブレーキシステム・通称「DC」を搭載したベイトリールがラインナップされています。

DCは、スプールの回転をデジタルで制御し、マグネットブレーキや遠心力ブレーキでは不可能なブレーキを適切に掛けることが可能です。とにかくバックラッシュしにくく、かつ飛距離も出るというのが大きなメリットです。

実際に使ってみると、マグネットブレーキのメリットであるトラブルレス性能とブレーキ設定のしやすさ、遠心力ブレーキのメリットである飛距離を両立した、これ以上ないブレーキシステムと言えます。

以前は高価格帯のベイトリールにしかDCは搭載されていませんでしたが、現在は実売価格2万円以下のものにも搭載されていますので、ぜひ使ってみてください。

シマノ SLX DC


SLX DCは、実売価格2万円以下から購入可能な、DC搭載ベイトリールの中で最もお手頃なリールです。

2023年にモデルチェンジした今作では、低慣性な「MGLスプールⅢ」を搭載していて、軽量ルアーへの対応力がアップしています。

ブレーキシステムは、一新された「I-DC4」を搭載し、外部ダイヤル4段階のみで幅広いルアーに対応します。

バックラッシュで悩んでいる方は、まずチェックしてみてください。価格と性能、使いやすさを考えると、とてもいいリールです。

ラインナップはこちら


70

71

70HG

71HG

70XG

71XG
ギア比 6.3 6.3 7.2 7.2 8.2 8.2
最大ドラグ力(kg) 5.5 5.5 5.5 5.5 5 5
自重(g) 200 200 200 200 200 200

シマノ SLX DC XT


SLX DC XTは、先にご紹介したSLX DCよりもワンランク上の性能を持ったベイトリールです。

ブレーキシステムに「I-DC5」を搭載していて、外部ダイヤルでのブレーキ設定だけでなく、内部ダイヤルでPE・ナイロン・フロロと、ラインの種類に合わせた設定を行うことができます。

スプールは軽量で低慣性な「MGLスプールⅢ」で、スプール径が33mmと小さめであるためバックラッシュしにくいです。

SLX DCとの実売価格差は約5,000円なので、予算が許す方はぜひチェックしてみてください。

ラインナップはこちら


70

71

70HG

71HG

70XG

71XG
ギア比 6.2 6.2 7.4 7.4 8.1 8.1
最大ドラグ力(kg) 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5
自重(g) 195 195 195 195 195 195

シマノ スコーピオン DC


スコーピオン DCは、「I-DC5」ブレーキシステムを搭載したベイトリールです。

内部ダイヤルはラインに応じたP(PE)・N(ナイロン)・F(フロロ)の3モード、外部ダイヤルはブレーキの強弱を5段階で設定できます。バックラッシュを徹底的に抑えたいときは、外部ダイヤルをW(ウインドモード)にしておくのがおすすめです。

スプールは、ナイロン16lb100mの糸巻量がある「MGLスプール」を搭載しています。糸巻量が多いので、太いラインを使ったパワーゲームにおすすめです。

ラインナップはこちら


150

151

150HG

151HG

150XG

151XG
ギア比 6.2 6.2 7.4 7.4 8.5 8.5
最大ドラグ力(kg) 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5
自重(g) 215 215 215 215 225 225

シマノ アンタレス DC


アンタレス DCは、従来に比べ精度が高まった「4×8DCブレーキ」を搭載したベイトリールです。精度の高いブレーキシステムによって、バックラッシュを抑制しつつ、飛距離を伸ばすことに成功しています。

スプールは、DCリールで初となる「MGLスプールⅢ」を搭載しています。このスプールは、従来よりも薄肉化され、幅が19mmと狭いナロー形状のスプールで、立ち上がりが軽く、スムーズにラインを送り出すのが特徴です。

さらに、スプールのガタを抑制する「サイレントチューン」も搭載されていて、ブレの少ない、静かな回転フィールのとても快適なキャストができます。

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RIGHT

LEFT

HG RIGHT

HG LEFT

XG RIGHT

XG LEFT
ギア比 5.6 5.6 7.4 7.4 7.8 7.8
最大ドラグ力(kg) 5 5 5 5 5 5
自重(g) 220 220 220 220 225 225

シマノ アンタレス DC MD


アンタレス DC MDは、大型ルアーや重いルアーをバックラッシュさせずに遠投したい方におすすめです。

ブレーキシステムは、バックラッシュ軽減からロングキャストまで幅広く対応する「New 4×8 DC MD TUNE」を搭載しています。

スプールは、ナイロン20lb100mの糸巻量がある「MGLスプールⅢ」で、ビッグベイトやバイブレーション、ヘビーウェイトスピナーベイトなどの重いルアーを使うのに最適です。

さらに、前作ではギア比がXGのみでしたが、今作ではHGが新たに加わり、選択肢の幅が広がりました。好みや状況に合わせて、ギア比を選び分けてみてください。

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HG RIGHT

HG LEFT

XG RIGHT

XG LEFT
ギア比 7.4 7.4 7.8 7.8
最大ドラグ力(kg) 6 6 6 6
自重(g) 235 235 235 235

シマノ カルカッタコンクエスト DC


カルカッタコンクエスト DCは、マキモノ中心のバスアングラーにおすすめです。

ブレーキシステムは、内部ダイヤル3段階×外部ダイヤル5段階の設定が可能な「I-DC5」を搭載しています。バイブレーションのように投げやすいルアーはもちろん、回転しやすいフラットサイドクランクやスピナーベイトであってもバックラッシュしにくいです。

外部ダイヤルをW(ウインド)モード、もしくは4に設定しておけば、バックラッシュはかなり抑えられます。特に、100番台はスプール径が33mmと小さめであるため、軽いルアーでもバックラッシュしにくいです。

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100

101

100HG

101HG

200

201

200HG

201HG
ギア比 5.6 5.6 6.8 6.8 4.8 4.8 6.2 6.2
最大ドラグ力(kg) 4 4 4 4 6 6 6 6
自重(g) 240 240 240 240 260 260 265 265

マグネットブレーキ搭載のバックラッシュしない(しにくい)ベイトリール

ベイトリールのブレーキシステムで、DCの次にバックラッシュしにくいと言えるのが「マグネットブレーキ」です。

マグネットブレーキは、磁力でスプールの回転を制御する仕組みで、キャスト初期段階で一瞬ノーブレーキとなる遠心力ブレーキと比べて、バックラッシュしにくい特徴があります。

バックラッシュしにくいことに加え、DC搭載ベイトリールと比べて自重が軽いことや、価格が安いことは、マグネットブレーキを搭載したベイトリールの大きなメリットです。

特に、ダイワのベイトリールで名前に「SV TW」と入っているものは、かなりバックラッシュしにくいのでおすすめです。

ダイワ バス X


バス Xは、ベイトリール初挑戦の方におすすめです。

「アルミ製ブランキングスプール」や「90mmアルミクランクハンドル&ソフトタッチフラットノブ」を搭載したダイワ製でありながら、実売価格7千円程度とかなりお手頃です。

ブレーキは、外部ダイヤルで簡単に設定できます。

バス釣り初心者や、予算を抑えたい方にもおすすめです。

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80SH

80SHL
ギア比 7.5 7.5
最大ドラグ力(kg) 5 5
自重(g) 195 195

ダイワ タトゥーラ SV TW


タトゥーラ SV TWは、「超々ジュラルミン製SVスプール」搭載により、軽いルアーも重いルアーも幅広く使えるベイトリールです。

5g程度のルアーであれば問題なく、巻くラインの量を抑えれば2~3g程度のルアーもキャストできます。

実売価格2万円程度でバックラッシュしにくく、自重は190gで軽くて使いやすいおすすめのベイトリールです。

バス釣り中級者なら、まずチェックしてみてほしいベイトリールです。

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103H

103HL

103SH

103SHL

103XH

103XHL
ギア比 6.3 6.3 7.1 7.1 8.1 8.1
最大ドラグ力(kg) 5 5 5 5 5 5
自重(g) 190 190 190 190 190 190

ダイワ ジリオン SV TW


ジリオン SV TWは、ダイワの最新ベイトリールコンセプト「ハイパードライブデザイン」を搭載したベイトリールです。ハイエンドモデルのスティーズ リミテッド SV TW同様、「34mm径SV BOOSTスプール」が搭載されています。

スティーズ リミテッド SV TWとジリオン SV TWを比べた際、とにかく大きく違ってくるのは価格です。ハイエンドモデルのスティーズ リミテッド SV TWが実売価格約6万円に対し、ジリオン SV TWは約3万円で、実に2倍もの価格差があります。

巻き心地やキャストフィール、ハイエンドの持つ高級感には、スティーズ リミテッド SV TWに到底及びませんが、価格と十分な実釣性能ということで考えれば、ジリオン SV TWがかなり良い選択肢になると思います。

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1000P

1000PL

1000

1000L

1000H

1000HL

1000XH

1000XHL
ギア比 5.5 5.5 6.3 6.3 7.1 7.1 8.5 8.5
最大ドラグ力(kg) 5 5 5 5 5 5 5 5
自重(g) 175 175 175 175 175 175 175 175

ダイワ スティーズ リミテッド SV TW


スティーズ リミテッド SV TWは、ダイワのバスハイエンドシリーズ・スティーズの最新ベイトリールです。

搭載しているスプールは、2021年に発表された新型の「34mm径SV BOOSTスプール」です。

SV BOOSTスプールは、インダクトローターの2段階作動によって、スプールの回転に応じてブレーキ力が変化します。結果として、バックラッシュを抑制しつつ、飛距離を伸ばすことに成功しています。

自重は160gで、スタンダードな大きさのベイトリールとしては、トップクラスの軽さです。

バス釣り経験の長い上級者向けモデルといえます。

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1000

1000L

1000H

1000HL
ギア比 6.3 6.3 7.1 7.1
最大ドラグ力(kg) 5 5 5 5
自重(g) 160 160 160 160

小口径スプール搭載のバックラッシュしない(しにくい)ベイトリール

小口径スプールを搭載したベイトリールは、ブレーキシステムに関わらずバックラッシュしにくいです。その理由は、スプール径が小さいと慣性力が抑えられるためです。

どういうことかというと、スプールは一度回りだすとそのまま回り続けようとする慣性力が働きます。この慣性力は、スプール径が大きく、かつスプールの自重が重たいと強く働き、バックラッシュが起きやすくなってしまいます。小口径スプールは、スプール径が小さく、スプールの自重が軽いので、バックラッシュしにくい仕組みです。

具体的には、スプール径32mm以下のベイトリールがおすすめです。スプール径は、リールのスペック表に記載がありますのでそれを目安に選んでみましょう。

以下にご紹介する3機種は、いずれもスプール径32mm以下のバックラッシュしにくいベイトリールなので、ぜひ参考にしてみてください。

シマノ SLX MGL


SLX MGLは、スプール径32mmのバックラッシュしにくいベイトリールです。

ブレーキシステムは、遠心力の「SVS∞(インフィニティ)」を搭載していて、先にご紹介したDC搭載のSLX DCよりも低価格となっています。

ギア比違いを数台持ちたい、コンパクトにパーミングできるベイトリールが欲しいという方は、SLX MGLがおすすめです。

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70

71

70HG

71HG

70XG

71XG
ギア比 6.3 6.3 7.2 7.2 8.2 8.2
最大ドラグ力(kg) 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5
自重(g) 190 190 195 195 195 195

ダイワ アルファス SV TW


アルファス SV TWは、「32mm径SVスプール」を搭載したバーサタイルなベイトリールです。小さめのスプール径×マグネットブレーキでバックラッシュしにくく、幅広いルアーウェイトに対応します。

特に、軽めのルアーを使うことが多い陸っぱりバスアングラーにチェックしてみてほしいリールです。

ダイワ最新コンセプトの「ハイパードライブデザイン」も搭載されています。

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800H

800HL

800XH

800XHL
ギア比 7.1 7.1 8.1 8.1
最大ドラグ力(kg) 4.5 4.5 4.5 4.5
自重(g) 175 175 175 175

ダイワ アルファス AIR TW


アルファス AIR TWは、スピニングで投げるような軽いルアーをベイトで使う、いわゆる「ベイトフィネス」におすすめのベイトリールです。

ダイワベイトリール最小径の「超小口径28mmG1ジュラルミン製AIRスプール」を搭載しているため、ネコリグやシャッドのような軽いルアーも楽々キャストできます。

ボディはフルアルミハウジング設計としてあるので、コンパクトでも耐久性は高いです。

ベイトフィネスを楽しみたいバスアングラーにおすすめしたいベイトリールです。

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7.1R

7.1L

8.6R

8.6L
ギア比 7.1 7.1 8.6 8.6
最大ドラグ力(kg) 3.5 3.5 3.5 3.5
自重(g) 160 160 160 160

ほぼバックラッシュしないとっておきの方法

スプールの画像

バックラッシュしないベイトリールはありませんが、どんなベイトリールでもバックラッシュをほぼなくせる方法はあります。その方法とは、「スプールに巻くラインの量を少なくし、強めのブレーキ設定にすること」です。

強めのブレーキ設定にすることは、誰でもバックラッシュ対策として考えると思います。ですが、それだけではバックラッシュを防ぎきれないことも多いです。そこで試してみてほしいのが、スプールに巻くラインの量を少なくすることです。

スプールに巻くラインの量を少なくすると、

①スプール+ラインの総重量が軽くなり慣性力が弱まる
②スプールから余分にラインが引き出されにくくなる

ので、ほぼバックラッシュしなくなります。

具体的には、スプールへの糸巻量を最大量の7割程度に抑えてみてください。そうすれば、ほぼバックラッシュしなくなります。

どうしてもバックラッシュが起きてしまう方や、ベイトリールに初挑戦する方はぜひ試してみてください。

バックラッシュを気にせずバス釣りを楽しもう!

バックラッシュせずに釣りができることは、効率アップに繋がり、結果として釣れるバスの数が増えます。バックラッシュしてそれを直している時間は、釣りをしている時間の中で特にもったいないです。

今回ご紹介したバックラッシュしにくいベイトリールを手にして、ほぼバックラッシュしなくなるとっておきの方法も試しつつ、バス釣りを思いっきり楽しんでみてください。

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