バス釣りでのカラーの使い分け【全25色】ハードルアー・ワームそれぞれの選び方を30年以上の経験と知識で解説してみた
バス釣りで誰もが悩むルアーカラーの使い分け。ルアーの色は水の透明度や天気、バスの活性、季節に合わせ使い分けることで、明らかに釣果へ影響を与えます。
この記事では30年以上の経験と知識をもとに、バス釣りにおけるハードルアー・ワームのカラーの使い分けを解説しています。
書いている人のプロフィール
釣り歴31年のルアーマンで、
釣具屋のルアー担当をしていました。
フィッシングカレッジ卒業生です。
僕が使っているおすすめルアー | |
どれだけのバスを釣ったかわかりません ウォーターランド スピンソニック |
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シーバス釣るならこれからスタート バスデイ レンジバイブ 70ES |
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10年以上1軍の釣れるワームです エコギア パワーシャッド |
この記事の目次
バス釣りでルアーのカラーは釣果に影響する?
バス釣りのルアーにはさまざまなカラー(色)がありますが、どのように選んで使っていますか?過去の経験から導き出した色や自分が好きなカラー、買うときにぱっと目に入ったからなど、その理由はさまざまだと思います。
バス釣りのルアーカラー選びについて結論を言うと、「釣果に大きく影響する」が僕が出している答えです。関係ないと言っている人も多いですが、その人はカラーによって釣れ方が変わる経験をしたことがないんだろうと思います。バス釣りではカラー選びが間違っていると釣果ゼロということも珍しくありません。逆にカラーがばっちり合えば、変えて1投目でヒットなんてことも多いです。
僕はこれまで幾度となくカラー選びによる釣果の違いを経験し、バス釣りのカラーの使い分けはこういった選び方をすればいいんだという方向性が見えてきました。
この記事ではバス釣り歴30年を越えた僕から、経験やさまざまな情報をもとにバス釣りルアーのカラー選びについて解説します。
もちろん僕自身も現在進行形でバス釣りのカラー選びを学び、考え方を確立しているので、この記事も気付きがあったときに少しずつ書き加えを行っていきます。参考にしてもらえればバス釣りで大きく外さない効果的なカラー選びができて、余計な出費も抑えられると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
バスの目について
具体的なカラーの話に入る前に、バスの目に関する知識をお伝えします。
バスの視力は、0.10~0.17との研究結果があります。人の感覚だと視力が悪く、近くしか見えていないと思いがちです。
しかし、人が目の水晶体(レンズ)の厚みを調整して遠近調整するのに対し、魚は水晶体を前後に動かして遠近調整を行うため、視力が低いからといって遠くが見えないわけではないようです。
さらにバスは形状識別能力やコントラスト識別能力が高いとされ、素早く動くルアーや細いラインもしっかり視認できているとされています。
イメージとしては、人がダイビングしていて見える範囲以上がバスには見えていて、かつ速く動くものや小さなものまでしっかりと視認しているようです。
色に関しては、目に緑と赤に対する錐体細胞(色を認識する細胞)が確認されていて、特に赤の感度が高いとされています。バスがウォーターメロンやレッドといったカラーでよく釣れるのはそのためかもしれません。
ただ、これら以外の色でもはっきりとした釣果の差が表れることを僕も経験していますので、色、そしてコントラストの2つでバスはルアーのカラーを認識しているものと思われます。
バス釣りでルアーのカラーを選ぶときの4つの基本要素
バス釣りでルアーのカラーを選ぶときには4つの基本要素があります。
4つの基本要素とは、
①水の透明度
②天気
③バスの活性
④季節
以上の4つです。
これらの条件をもとにして選ぶと、そのときに釣れやすいルアーカラーを導き出しやすくなるので参考にしてみてください。
以下にそれぞれの基本要素について詳しく解説していきます。
水の透明度
バス釣りのルアーカラー選びで一番重要なのは、なんといっても水の透明度です。
水が澄んでいるクリアウォーターでは奇抜でない色、水が濁っているマッディーウォーターでは目立つ色が基本となります。「クリアウォーターではナチュラルカラーがいい」とはよく言われますが、奇抜でない色と表現したのはナチュラルと呼ばれるカラーが必ずしもそうではないためです。
具体的にいえば、濁っているマッディーウォーターではチャート・パープル・ピンク・ブラックといった目立つカラーを使い、クリアウォーターではそれ以外のカラーを使うのが基本となります。
天気
天気による光量の変化もバス釣りのルアーカラー選びで重要な要素です。基本的には、晴れていればシルバーやウォーターメロン、曇りや雨であればゴールドやチャートがよく効くといった感じです。
また、朝マズメや夕マズメ、日中のような時間帯によってもルアーのカラーを変えると効果的なので、天気というよりも光量で決めるのが良いかもしれません。
バスの活性
ルアーのカラーはバスの活性によっても使い分けが必要です。活性が高いときは目立ちにくい色、活性が低いときは目立つ色が基本となります。
極端な例を挙げると、冬のディープに居る超低活性のバスに目立たないカラーを使ってもあまり効果はありません。強烈に光を反射して強いアピールを生むシルバーやゴールドが冬のバス釣り、特にメタルバイブで使われることが多いのはそのためです。
季節
バス釣りでは季節によって効果的なカラーが変わります。
有名なところでいえば春のバスには赤が効果的といったところでしょう。しかし、この季節によるカラー効果は2~3日で簡単に変わるので、例に挙げたような春は赤が効くというのは、そういったタイミングもあると考えておくのが良いです。
春はほかにも青が効果的だったり、シルバーやホワイトなどの反射色も効果的で、使うタイミングが合わないと釣れません。
バス釣りで使われるルアーカラー全25色を解説!
ここでは具体的にどのカラーがどんな状況で効果的なのか、先に挙げた「水の透明度」「天気」「バスの活性」「季節」の4つの基本要素に当てはめながら、ハードルアーとワームそれぞれ解説していきます。
僕自身がこの考え方と使い分けで釣果を出せているので、カラー選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
ハードルアーのカラーの使い分け
クランクベイトやバイブレーション、トップウォーターなど、釣れると気分が高まるハードルアー。
以下にハードルアーのカラー14色について解説します。
ベイト系
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…オールウェザー
バスの活性…状況問わず
季節…オールシーズン
ベイト系の色は状況を問わずオールマイティに使えるカラーです。具体的にはブルーギル、ワカサギ、オイカワ、アユといったカラーがベイト系に分類されます。
バス釣り初心者の方も違和感なく使えるリアル感があるので、カラー選びに迷ったらベイト系が無難でしょう。
シルバー系
水の透明度…クリアウォーター
天気…晴れ
バスの活性…低い
季節…冬
シルバー系は基本的にアピールが強いカラーと考えておくと良いです。光を反射することで機能するため晴れの日に使うのが基本です。
一方で、周りの色を鏡のように映し込むカモフラージュカラーにもなるので、ウィードエリアで抜群に効くこともあります。
冬には特に強いカラーなので、メタルバイブでは定番のカラーとなっています。
ゴールド系
水の透明度…マッディーウォーター
天気…曇天
バスの活性…低い
季節…オールシーズン
ゴールド系は光が水中にあまり届かない状況で効果的となるカラー。シルバー系と同じく光を反射しますが、こちらは経験上、マッディーウォーターで効果的なことが多いです。
また普段水質が綺麗な場所の水質が悪化してバスの活性が低くなったときに、極端にゴールドが効くこともあります。
レッド系
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…晴れ
バスの活性…状況問わず
季節…春と秋
レッド系はバスの目で一番感度が高い色とされています。視認されやすい目立つ色として考えておくと良さそうです。
使うときには水深で変わる光量の違いを利用し、それによって起こる明滅を意識して使うと効果的。水の透明度によって変わりますが、基本的に浅い水深で使うとよく釣れます。
赤は春の定番として有名ですが、秋のターンオーバーが起きた状況にも強いです。赤の中でも発色が強めの赤、光を通す赤、暗めの赤を使い分けられるとベストです。
チャート系
水の透明度…マッディーウォーター
天気…オールウェザー
バスの活性…状況問わず
季節…オールシーズン
チャート系はマッディーウォーターの定番カラーで、イエローやホットタイガーなどの色がチャート系に属します。
ただ人の目で見ると目立って見えますが、濁った水中では光が届きにくいことと粒子があることによって、水に同化しつつ、でもちょっと目立つ感じの発色をしています。意外と目立つようで目立たない絶妙なカラーです。
また、「ライムチャート」という半透明のチャートカラーがありますが、こちらはクリアウォーターでのリアクションカラーと考えて使うのが良いようです。
パープル系
水の透明度…マッディーウォーター
天気…オールウェザー
バスの活性…低い
季節…春
製品数は少ないものの、持っておきたいのがパープル系カラー。パープルは水中で色味が残りやすいカラーで、チャート系よりは目立ち、ブラック系よりは目立たないといった位置付けで僕は使っています。
マッディーウォーターでチャート系とのローテーションに持っておくと便利です。
また春に不思議とバイトが集中することがあります。
ゴースト系
水の透明度…クリアウォーター
天気…晴れ
バスの活性…ニュートラル
季節…アフタースポーン
少しだけボディに色が付いていて、光を通すカラーをゴースト系と言います。ゴーストアユ、ゴーストワカサギなどが有名で、特にラッキークラフトのゴースト系カラーは実績が高いことで有名です。
ゴースト系カラーを使っている感覚としては、バスに近づくまで気付かれにくく、バスの近くを通ったときに反射食いを起こしている印象が強いです。そのため、バスが休んでいるニュートラルな状況で効果的だと感じています。
年中使えますが、サスペンドフィッシュが多いアフタースポーンの時期には特に意識して使ってみてほしいカラーです。
ピンク系
水の透明度…マッディーウォーター
天気…オールウェザー
バスの活性…状況問わず
季節…オールシーズン
ピンク系は一見釣れないような印象を受けますが、使ってみると意外に釣果を出してくれます。マッディーウォーターでの使用がおすすめです。
水中では膨張して見えるカラーで、チャート系では強すぎるくらいの透明度で使うと効果的なことが多いです。
ホワイト系
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…晴れ
バスの活性…高い
季節…春
ホワイト系はバスの活性が高く、ルアーを見切られがちな場面で活躍してくれます。水中で膨張して見えるのがホワイト系の特徴で、バスにとってはルアーのシルエットが把握しにくくなるようです。
またホワイト系は春の隠れたヒットカラーでもあります。スポーニングシーズンで小潮・長潮・若潮と潮の動きが小さく、かつ晴れている日に使ってみると効果的です。
ブラック系
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…晴れ
バスの活性…低い
季節…オールシーズン
ブラック系はどのカラーよりもシルエットがはっきり出る特徴があります。ハードルアーではトップウォーターやバイブレーションのように、バスの居る水深より上で使うルアーで効果なカラーです。活性が低いバスに対して、シルバー系やゴールド系とは違うアピールができる目立つカラーとして考えておくのが良いと思います。
ブラック系がラインナップされているメーカーは少ないですが、持っておくと重宝するカラーです。
クロー系
水の透明度…マッディーウォーター
天気…オールウェザー
バスの活性…状況問わず
季節…春
ザリガニをイメージしてあるクロー系は、イメージどおりザリガニが居るフィールドで効果的。底を叩くクランクベイト、ボトムパンピングで使うバイブレーションで持っておきたいカラーです。
色のトーンや模様の違いを意識して、レッド系とローテーションしながら使うのもアリです。
ホロ系
水の透明度…クリアウォーター
天気…晴れ
バスの活性…高い
季節…オールシーズン
ホロ系はシルバー系やゴールド系とは少し違う光の反射でバスにアピールするカラー。位置付けとしては、シルバー・ゴールド系よりアピール弱め、ゴースト系よりアピール強め、ベイト系よりバスの活性が高いときに効果的といった感じです。
海のルアーには多いですが、バス釣りでも使ってみるとほかのカラーで反応がイマイチなときに釣れたりします。
インナープレート系
水の透明度…クリアウォーター
天気…オールウェザー
バスの活性…低い
季節…オールシーズン
インナープレート系はハードルアー特有のカラーです。内部にプレートを入れてあり、光を反射または透過してバスにアピールします。
プレートのカラーはシルバーやゴールド、またアワビのような貝を素材にした「シェルプレート」といったものもあります。
インナープレート系カラーは、季節を問わずバスの活性が低いときに効果的なことが多いです。
クリア系
水の透明度…クリアウォーター
天気…晴れ
バスの活性…状況問わず
季節…夏と冬
塗装せずにプラスチックそのままの透明感を活かしたクリア系は、爆発力を秘めたカラーです。タイミングとルアーが限定的ですが、夏のトップウォーターや冬のシャッドで、状況にマッチするとめちゃくちゃ釣れます。
どのカラーとも違う複雑な光の反射が、クリア系カラーの釣れる理由となっているようです。
ワームのカラーの使い分け
バス釣りでは欠かすことができないワーム。
ここからはワームのカラー11色について解説していきます。
ウォーターメロン
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…オールウェザー
バスの活性…状況問わず
季節…オールシーズン
ウォーターメロンはワームの基本で万能色とされているカラーです。ワームでは欠かせない絶対的なカラーで、僕も新しいワームを使い始めるときには、まずウォーターメロンからが多いです。
ただ、雑誌などではナチュラル系と紹介されることが多いですが、どうもこのウォーターメロンはバスに認識されやすい色として捉えるのが良さそうです。理由は、バスの目には緑に対する感度を持った錐体細胞があるとされているためです。
認識されやすく見つけられやすいので、結果よく釣れるといった方程式が成り立っているように思います。
パンプキン
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…オールウェザー
バスの活性…状況問わず
季節…アフタースポーン
パンプキンは暗めのオレンジや茶色といった感じのカラー。特に水の透明度や天気を気にせず年中使えるカラーですが、実はアフタースポーンのバスにかなり効く色でもあります。
ウォーターメロンとローテーションしながら使うのもおすすめです。
ブルー
水の透明度…マッディーウォーター
天気…オールウェザー
バスの活性…低い
季節…春
ブルーは水中で目立つカラーとして考えつつ使うのがおすすめです。また、春に効く色として徐々に認識されてきているカラーでもあります。僕自身10年くらい前から春の定番カラーとして使っていて、周りの人が釣れない状況でも釣果を出してきました。
釣れそうにないので敬遠されがちですが、使ってみると圧倒的に釣果を出すタイミングがある、使った人だけがいい思いをできるカラーです。
レッド
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…晴れ
バスの活性…ニュートラル
季節…春と夏
ワームのレッドカラーは、バスに認識されやすく、かつ色覚変化を利用したバイトが得やすいものと考えています。どれくらいの水深まで光が届いているかをイメージしながら、その層を狙ってみると良い釣果を得やすいです。
また、水の透明度や季節によって色のトーンを変えるのがポイントで、マッディーウォーターや春は暗めの赤、クリアウォーターや夏は透明感のある赤を使ってみてください。
チャート
水の透明度…マッディーウォーター
天気…曇天
バスの活性…状況問わず
季節…オールシーズン
ハードルアーと同じくチャートカラーのワームは、マッディーウォーターで効果的なカラーです。経験上、曇天によく釣れるイメージがあり、水中で目立つことをイメージしながら使ってみてください。
またラメが多く入っているものは、ほかのカラーとワーム自体の硬さが違うこともよく釣れる理由のような気がします。
ホワイト
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…晴れ
バスの活性…状況問わず
季節…オールシーズン
膨張色であるホワイトは、晴れという条件以外は特に使う場面を選びません。僕自身は、バスにワームが見切られていると感じるときに使っています。
特別な使用シーンとして、見えバス狙いのサイトフィッシングでワームの視認性を高めるために使われることがあります。
ブラック
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…オールウェザー
バスの活性…低い
季節…オールシーズン
ブラックは状況を問わず、アピールカラーとして考えて使うのがおすすめ。特に急激な水温低下や泥濁りなど、バスの活性が低く、障害物周りからあまり動かないときに効果的です。
水が澄んでいても濁っていても、バスに最も認識されやすいカラーと考えて使ってみてください。
パープル
水の透明度…マッディーウォーター
天気…オールウェザー
バスの活性…状況問わず
季節…オールシーズン
パープルは水中で目立ちやすい色のひとつです。チャートやブルーよりも目立つけれども、ブラックよりはアピールが弱いイメージで使うのがいいと思います。
僕自身はブルー、ブラックとのローテーションで使うことが多いです。
ピンク
水の透明度…マッディーウォーター
天気…晴れ
バスの活性…状況問わず
季節…オールシーズン
ピンクのワームは、ハードルアーと同じくマッディーウォーターでの使用がおすすめ。どちらかといえば晴れているときに効果的で、3インチくらいまでのワームや細身のストレートワームでよく釣れるカラーのように感じます。
ピンクは水中で膨張して見えるものの、実際のシルエットは小さく水押しは弱いといった「シルエット大・水押し小」のアピールで釣れている印象が強いです。
スモーク
水の透明度…クリアウォーター
天気…オールウェザー
バスの活性…状況問わず
季節…オールシーズン
薄い灰色のスモークは、クリアウォーターで実績の高いカラーです。
目立ちにくいカモフラージュ系カラーとして考えると良いようで、僕自身はバスの側線範囲に入るまで気付かれにくいリアクションカラーではないかと考えて使っています。
ツートン
水の透明度…クリア・マッディーどちらも
天気…オールウェザー
バスの活性…低い
季節…オールシーズン
ツートンカラーは、ワームの上下で色違いとなっているカラーです。使うときのポイントは色覚変化を意識することで、バスに表裏のカラーを見せつけるようなボトムパンピングやスイミングでの使用がおすすめ。
また活性が低いボトムべったりのバスの目の前に落として、ワームが倒れながら裏→表と違う色を見せることをイメージしながら使うのも効果的です。
バス釣りルアーに使われているラメの効果は?
バス釣りのルアーには、ハードルアーの外面やワームの素材にラメを使用したものがあります。
このラメの効果ですが、ハードルアーの場合は表面に細かな水流変化を生み出すことによるアクションの変化、ワームの場合は光を反射および遮断する効果、さらには音を出したり、ワーム自体の硬さを変えたりする効果もあります。
ラメといってもよく見ると、その色や大きさはメーカーや色ごとに違うので、よく観察しながら使ってみてください。
豆知識・水中での色の減衰の話
ルアーの色を考えるうえで、僕の基礎となっている話をちょっとしておきたいと思います。
日中の自然界における光源は太陽ですが、その太陽光は波長の違う色で構成されています。この中で水中に入って色味を失う順は、赤→黄→緑→青→紫です。水の透明度や光量によって色味が失われる水深は変わりますが、順序はそのままです。
よく深海魚が紫外線で周りを判断していると言われるのはこのような理由からで、おそらく深海魚にとって見たモノの色はわからないものの、周りは紫外線で明るいといった感覚で居るのではないかと思っています。
また、これとは別に白は光を全て反射している色、黒は光を全て吸収している色ということも付け加えるとカラー選びに役立ちます。
バス釣りルアーのカラー選びはずっと悩むものではありますが、最初にご紹介したバスの目に関する話と、水中での色の減衰を考えてカラーを選ぶと、それなりに理屈が通るカラー選びの方向性が見つけられると思います。
バス釣りでルアーのカラー選びは重要な要素!
バス釣りをはじめルアーフィッシングにおけるルアーのカラー選びは、明らかに釣果へ大きな影響を与えます。この記事で解説したことを参考にしながら、バス釣りルアーのカラー選びを行ってみてください。
自分で決められない場合は、今回ご紹介した内容をそのまま鵜呑みにして使ってみるのも良いと思います。いろんな色を使っていくうちに、自分なりのカラー選びの方法を見つけてもらえれば幸いです。
ちなみに僕が個人的に好きなカラーは赤と緑、青、それとインナープレートです。この4色はカラーの違いが釣果に影響を及ぼすことを思い知るきっかけとなった色で、これからもずっと使い続けます。
最後になりますが、カラーの違いはハードルアーの重さやワームの硬さの違いも生み出します。これもバス釣りではかなり重要な部分なので、また機会あれば記事にしたいと思います。