
ウルトラバイブスピードクローのインプレ!おすすめカラーや使い方のポイントを紹介!
ウルトラバイブスピードクローは、ZBCが発売しているクローワームです。
この記事では、ウルトラバイブスピードクローの使い方や特徴、おすすめカラー、適したシンカーの重さなどの情報をご紹介します。
書いている人のプロフィール
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釣り歴28年のルアーマンです。
フィッシングカレッジ卒、釣具屋でルアー担当をしていました。
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ウルトラバイブスピードクローとは
ウルトラバイブスピードクローは、ZBCが発売しているクローワーム。ちょっと不思議なアームをしたクローワームですが、現在ではこのアームをイメージした日本製のワームも多くなっています。
ウルトラバイブスピードクローを使うと、マッディーウォーターのカバー攻略やオープンウォーターでのラバージグフィッシングがかなり容易なものとなります。使い方はフォール主体で、重めのシンカーを使いながら釣るのが効果的なので、繊細で難しい操作も必要ありません。
かれこれ僕自身が最初にこのワームを知ったのはもう10年以上前になりますが、その当時から釣れるワームとしての性能は、後発の製品に劣っていないと感じます。
今回はこのウルトラバイブスピードクローについて、バス釣り歴25年以上となる僕から、徹底的に解説していきたいと思います。
ウルトラバイブスピードクローの特徴
ウルトラバイブスピードクローで目を引くのはなんといってもそのアーム。アームは水流を受けるとバタバタとはためいて、バスにアピールします。はためきの速度は非常に速く、シャッドテールワームのテールが動く速度に近いイメージです。
このアームのはためくアクションを上手く使っていくことが、ウルトラバイブスピードクローを使いこなすためのキーとなります。
ウルトラバイブスピードクローのインプレ
さらに詳しい使い方をお伝えする前に、ウルトラバイブスピードクローのメリットやデメリットについてお話しします。
メリットは、とにかくマッディーウォーターに強いことです。
デメリットは、ときに1パック5万円近くすることもあるということ。「ワーム1パックに5万?」と思われるでしょうが、これは在庫がなくて輸入する必要がある場合のようです。また5万円とまでは行かなくても、為替の影響で1パック1,500円程度になっていることもあります。
通常であれば1パック800~900円前後といったところが主な販売価格で、12本入っているので一般的なワームの相場と変わりませんので、そのくらいの価格のときに購入することをおすすめします。
ウルトラバイブスピードクローの使い方
ウルトラバイブスピードクローが活躍してくれるのはマッディーウォーターです。カバーやボトムにじっとしているバスの近くを通してバイトを引き出すイメージで使うと良いでしょう。
以下に3つ具体的な使用シチュエーションをご紹介しますので、参考にしてください。
カバー撃ち
ウルトラバイブスピードクローは、テキサスリグやジカリグでアシ際を撃ったり、水中にある木に撃ち込んだりすると効果的です。誘い方はリフト&フォールで上下させて、フォール中もしくは着底と同時に食わせるといった使い方がおすすめ。
あまり細かなシェイクでは釣れにくいので、釣れなければ次のカバーを撃っていくほうが結果的な釣果を伸ばしやすいでしょう。

パンチング
真夏に水草が覆い茂って水面が埋め尽くされたウィードジャングル、ヒシモやウォーターレタスといった表層に浮くフローティングカバーを攻略するのにもウルトラバイブスピードクローは適しています。その際は1オンス以上のシンカーを使用した「パンチング」で使ってみると効果的です。
「そんなに重たくて食うの?」と思われるかもしれませんが、水面にあるカバーにラインが引っ掛かって抵抗となるので、水中でのフォールスピードは適度なものとなり、結果として釣れます。ほかの人も同じように「重たいシンカーだと釣れない」と先入観を持っている人も多いので、やってみると意外なほどあっさりとバスのバイトを得られることもあります。
使い方は水面を覆うカバーを貫通させて、フォールさせるだけで十分です。
ラバージグトレーラー
水が濁っていてカバーがなく、バスがどこに居るかわからないというオープンなマッディーウォーターでは、ウルトラバイブスピードクローをラバージグのトレーラーとして使ってみてください。アームが起こす振動とラバージグのラバーによる水押しで、サイレントかつナチュラルな波動によりバスのバイトを引き出すことができます。
使い方としては、距離を少し長めにとったリフト&フォールで引っ張ってきたり、ただ巻きして使ったりしてみると良いです。

ウルトラバイブスピードクローのおすすめカラー
ウルトラバイブスピードクローにはさまざまなカラーがありますが、おすすめなのはとにかく地味目なもの。具体的には、「グリーンパンプキン」「グリーンパンプキンオレンジグリッター」「スカッパノン」がおすすめです。
僕の経験上の話にはなりますが、透明感のあるカラーはウルトラバイブスピードクローにおいては釣れにくい印象があります。ウルトラバイブスピードクローでは、地味目なカラーを選んでおけば間違いないでしょう。

ウルトラバイブスピードクローに適したシンカーの重さ
テキサスリグやジカリグ、ラバージグトレーラーとしてウルトラバイブスピードクローを使うときには、シンカーの重さが重要になってきます。
具体的には、テキサスリグやジカリグの場合は7グラム以上、ラバージグでは10グラム以上のものを使うことをおすすめします。重たいシンカーを使うことによってウルトラバイブスピードクローのアームアクションをしっかり起こすことができ、バスに効果的なアピールをしてバイトを引き出すことが可能となります。
フックに関しては、太軸の#1~#1/0がおすすめです。
ウルトラバイブスピードクローの威力を知ろう!
ウルトラバイブスピードクローをカバーに撃ち込んでバイトを感知し、思いっきりフッキングしてバスを釣り上げる…そんな体験をしてしまうとこのワームの魅力にどっぷりはまってしまうことでしょう。
使い方は、「カバーに投げて、リフト&フォールさせる」だけの簡単な操作で十分です。マッディーウォーターのカバーに撃ち込めば、思っている以上にあっさりとバイトが得られてしまうことが多いです。
ぜひウルトラバイブスピードクローを使って、圧倒的とも言える実釣性能を体感してみてください。

