
ベイトフィネスリールおすすめ8選|人気メーカーの製品を価格帯別にチェック!
ベイトフィネスリールは軽量なルアーを投げることができ、ベイトリールならではのメリットを活かして釣りを展開できます。バス釣りで多用されていて、ソルトルアーでも活躍の場を広げています。
この記事ではベイトフィネスリール選びのポイントやおすすめモデルをご紹介します。
書いている人のプロフィール
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釣り歴28年のルアーマンです。
フィッシングカレッジ卒、釣具屋でルアー担当をしていました。
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ベイトフィネスリールとは
ベイトフィネスリールとは、軽量なルアーを投げることに特化した設計のベイトリールです。
普通のベイトリールは重たいルアーを投げるのに向いていますが、ベイトフィネスリールではスプール製造技術の向上によって軽いルアーでも投げられるようになっています。リールによっては2グラム程度の極軽量なルアーでも投げることができ、バス釣りをはじめ、今ではソルトルアーでも活躍の場を広げています。
いまやベイトフィネスはノーマルのスピニングタックル・ベイトタックルに加え、多くのアングラーが取り入れて釣果を伸ばしています。
ベイトフィネスのメリットとは
ベイトリールで軽いルアーが使えることで、手返しやキャスト精度の向上が見込めることはベイトフィネスでよく言われるメリット。
ただ、個人的には「太めのフロロカーボンラインで軽いルアーを快適に使えること」が最大のメリットだと感じています。太いフロロカーボンラインが使えることで、その重みを利用してラインを弛ませたままルアーを引いてくることが可能となります。弛みがあるとルアーのアクションが最大限に活かせて、バスがルアーを吸い込む際にロッドの違和感が伝わりにくくなるため、結果としてバイト数アップにつながります。
特にスピニングではトラブルが多発する6ポンドラインで、ネコリグやダウンショットリグを快適に使えることはベイトフィネスの大きなメリットだと感じています。
「メーカーが売り上げ伸ばすために開発したんでしょ?」なんて声もよくありますが、ベイトフィネスはトーナメント発のテクニックなので実釣性能はかなり高いです。
ベイトフィネスリール選びのポイント
ここではベイトフィネスリールを選ぶときに確認しておきたいポイントを挙げておきます。
スプール径34ミリ以下を選ぶ
ベイトリールはスプールの大きさや自重によって、投げやすさと遠投性能が変わってきます。
ベイトフィネスのように軽いルアーを投げる場合は、スプール径が小さく軽いものを選んでみてください。スプール径が小さいと慣性が抑えられるのでバックラッシュしにくく、軽いルアーを投げやすくなります。
具体的にはスプール径34ミリ以下のベイトフィネスリールを選んでみてください。
ギア比が高いモデルを選ぶ
ベイトフィネスリールではスプール径が小さなものを選ぶ必要がありますが、そうするとハンドル一回転あたりの巻き取り量が少なくなるデメリットが生じます。そのデメリットをカバーするために、ベイトフィネスリールではギア比が高いモデルを選ぶのが基本です。
ギア比の目安は7以上のもので、モデル名に「HG(ハイギア)」「SH(スーパーハイギア)」「XG(エクストラハイギア)」と入っているものを選んでみてください。
自重が軽いものを選ぶ
ベイトフィネスリールでは自重の軽さも重視して選びましょう。
ベイトリールはその仕組み上、ロッドの上に来ます。ロッドの上に来るということは常に重心が下になろうとする力が働きますので、それに逆らいつつ釣りをすることになります。ベイトフィネスのように軽くロッドを持ちつつアクションさせる釣りでは、この重心が下になろうとする力が繊細さを阻害してしまうことがあります。
そのため、できる限り自重が軽いリールを選ぶことをおすすめします。

おすすめベイトフィネスリール8選
ここでは各メーカーから発売されているベイトフィネスリールを、実売価格帯別にご紹介します。コスパ重視なのか、性能重視なのか、それとも価格・性能のバランスが取れたモデルにするのか、選ぶ際の参考にしてみてください。
左右どちらのハンドルにするか迷ったときには、利き手と逆のハンドル(右利きだったら左ハンドル)がおすすめです。
1万円台
アブガルシア ロキサーニ BF8
ロキサーニBF8は、実売価格1万円半ばのコストパフォーマンスに優れたベイトフィネスリールです。自重は185グラムで、カーボンハンドルを搭載したり、超々ジュラルミン製ベイトフィネス用スプールを搭載したりと、機能面がかなり充実しています。
コストと性能のバランスを考えると、実売1万円台では最も買いのリールです。
アブガルシア レボ ALC-BF7
レボ ALC-BF7は実売1万円台では驚異的ともいえる自重141グラムのベイトフィネスリールです。フレームはアルミニウム、サイドプレートはカーボン繊維強化のエンジニアリングプラスチックとすることで、強度と軽さのバランスを追求してあります。
スプール径は徹底的に軽量化された32ミリで、バックラッシュの可能性はかなり低いです。
テイルウォーク フルレンジBF
34ミリ径ライトウェイトブレーキシステムスプールを搭載したフルレンジBF。2.5グラムシンカー使用のネコリグや、5グラムシンカーでのライトテキサスの釣りなど、比較的重さがあるルアーを使用するのにおすすめです。
自重は165グラムで、ベイトフィネスリールとして十分な軽さとなっています。
2万円台
シマノ スコーピオン BFS
シマノのスコーピオンシリーズは価格と性能のバランスが非常に高く、幅広いアングラーに人気となっています。そのスコーピオンシリーズのベイトフィネスモデル・スコーピオン BFSは、シマノベイトリールでは珍しいマグネット式のスプール&ブレーキシステム「FTB」を搭載し、軽量ルアーのキャスタビリティを高めてあります。
のちにご紹介する上位機種・アルデバラン BFSと比べて自重は35グラム重たいですが、実売価格が2万円前半であることを考えるとかなりお得なベイトフィネスリールとなっています。
アブガルシア レボ LTX-BF8
レボ LTX-BF8の魅力は何といってもその軽さ。現在発売されているベイトフィネスリールの中で最軽量の自重129グラムは、キャストの正確性やルアーの繊細な操作に大きなアドバンテージを与えてくれます。
淡水専用なので、バス専用のベイトフィネスリールが欲しい方に一押しのモデルです。
3万円台
シマノ アルデバラン BFS XG
アルデバラン BFSは、自重130グラムのシマノ最軽量ベイトリール。スプールはブレーキユニットをなくしてスプール自体にマグネットブレーキを掛ける「FTB」を搭載し、軽量なルアーのキャストは快適の一言。
ピンスポットへスモラバやネコリグを送り込んだり、広範囲をシャッドで効率よく攻めたりするのに最適な一台です。
シマノ カルカッタ コンクエスト BFS HG
ベイトフィネスリール唯一の丸型モデルであるカルカッタ コンクエスト BFS HG。マグネット式スプール&ブレーキシステムの「FTB」をはじめ、ベアリングやオイルまでベイトフィネス仕様と、コンパクトなボディにこだわりがぎっしり詰め込まれています。
小型クランクや巻きシャッドのようなハードベイトゲームを楽しむのであれば、ぜひ手にしてほしいリールです。
ダイワ SS エア
とにかく軽量なルアーをキャストする性能に特化したリールが欲しいなら、ダイワのSS エアがおすすめです。その性能は1円玉クラスの重さまでキャストできるとも。
ZAION製I型ノブのデザイン性と機能性にも注目のリールです。
ベイトフィネス用スプールを使うのもアリ
ベイトフィネスを手持ちのリールでやってみたい、またできるだけ購入費用を抑えたい方は、ベイトフィネス用スプールを使ってみるのも手です。ZPIやK.T.F.などに手持ちのベイトリールに対応したカスタムスプールがあれば、スプール交換するだけでベイトフィネス仕様にすることができます。
ベイトフィネスリールの購入の際には、カスタムスプールもぜひチェックしてみてください。
ベイトフィネスリールは強い武器になる
ベイトフィネスが使えると、釣りの幅が広がることは間違いありません。
もしこれまでベイトフィネスタックルを持ったことがなく、購入を迷っているのであればいち早く取り入れてみてください。おそらくベイトフィネスタックルひとつで、いつもの釣り場であっても攻められるポイントが増えたり、キャスト数が増加したりとさまざまな恩恵を受けられるはずです。
