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バス釣りラインおすすめ9選|リール・釣り方別の太さ選びや種類ごとの特徴を詳しく解説!

バス釣りではルアーやロッド、リール選びと同じくライン選びも釣果を左右します。僕自身、ラインの選び方にこだわるようになって釣果が伸びました。

この記事ではバス釣りラインのリール・釣り方別の太さ選びや種類ごとの特徴、おすすめ製品を詳しく解説します。

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書いている人のプロフィール

ルアー通を運営しているTと言います。
釣り歴31年のルアーマンで、
釣具屋のルアー担当をしていました。
フィッシングカレッジ卒業生です。
僕が使っているおすすめルアー
どれだけのバスを釣ったかわかりません
ウォーターランド スピンソニック
シーバス釣るならこれからスタート
バスデイ レンジバイブ 70ES
10年以上1軍の釣れるワームです
エコギア パワーシャッド

バス釣りのラインについて

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バス釣りのライン選びは、ときに釣果を左右するほど大事なものです。

「そんなにラインで変わる?」と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし実際にやってみるとわかりますが、同じルアーでもラインの太さや種類が違うだけで手元に伝わってくる感覚、そしてルアーのアクションが変わり、結果として釣果が変わってきます。

とは言うものの、僕自身も以前はラインへのこだわりが特になく、とにかく安くて巻き量が長いものばかり使っていました。しかし、ラインについて見直すきっかけとなったのが「ミドスト」というテクニック、そしてソルトルアーをやるようになったことでした。それ以来、いろんな製品を考えながら使い分けをして現在に至っています。

ラインの使い分けをすることで実際に釣果が出ていて、絡んだり切れたりと嫌なトラブルも少ないので、それなりに方向性のあった太さや種類の選び方ができていると思います。

この記事ではバス釣りでライン選びに必要な知識と数ある製品の中からおすすめの製品を絞ってご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

バス釣り用ラインの種類とそれぞれの特徴

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バス釣り用ラインには、素材が違う3種類があります。

その3種類とは、

①ナイロンライン
②フロロカーボンライン
③PEライン

です。

これら3種類のラインは素材の違いにより、特徴がそれぞれ異なります。その違いを知って活用することで釣果アップにつながります。

それぞれの特徴を以下に解説していきます。

ナイロンライン

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ナイロンラインの特徴は以下のとおりです。

・しなやかでスプールへのなじみが良い
・価格が安い
・水に少し沈む
・吸水性がある
・紫外線で劣化する
・伸びやすい

ナイロンラインの特徴は、なんといってもしなやかなことです。スプールに巻いたときになじみやすく、ライントラブルが起きにくいため、初心者の方が一番使いやすいラインです。

ただし素材の特性上、水を吸ったり紫外線によって劣化したりするので、ほかのラインよりも弱りが早いデメリットがあります。また、ナイロンラインは伸びる特徴もあるため、感度はほかのラインより劣りがちです。

トータルで見ると、ナイロンラインは初心者向けのラインとなります。1年以上バス釣りの経験があれば、次にご紹介するフロロカーボンラインをおすすめします。

フロロカーボンライン

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フロロカーボンラインには次のような特徴があります。

・伸びが少ない
・硬く擦れに強い
・吸水や紫外線で劣化しにくい
・水に沈む
・水と屈折率が近い
・価格が少し高い

フロロカーボンラインは、バス釣りで最も多く使われているラインです。伸びが少ないのでルアーの振動やバスのアタリが手元に伝わってきやすく、ナイロンラインのように吸水や紫外線で劣化しにくいので長く使える特徴を持っています。

また素材の特性上、比重が高い特徴があり、投げてそのままにしておくとどんどん水に沈んでいきます。

さらにフロロカーボンラインは硬い特徴もあります。硬さはメリットとして見れば障害物に擦れても切れにくいこと、デメリットとして見ればリールになじみにくいのでトラブルが起きやすいことが挙げられます。

フロロカーボンラインは岩が多い場所やカバー撃ちなど、障害物周りの釣りでは抜群に使いやすいです。しかしスピニングリールで8lb以上の太さを使うとトラブルが起きやすい傾向があります。またベイトリールではキャストの際、遠心力でラインが膨らむのでバックラッシュの可能性が少し高くなり、素材特有の硬さゆえガイドへの干渉が強いので、飛距離がほかのラインに比べ少し落ちる傾向があります。

ただ、慣れればデメリットは腕でカバーできます。慣れてメリットだけを活かし使っていくことが大事です。

PEライン

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PEラインの特徴は次のようなものです。

・複数の原糸を編み込んだライン
・太さに対して強度が高い
・とてもしなやかで糸癖がほぼつかない
・水に浮くものがほとんど
・伸びがほぼない
・価格が高い
・滑りやすい
・硬い障害物への擦れにとても弱い

バス釣りにおけるPEラインの用途は、スピニングタックルであれば遠投したりパワーフィネスでカバーを狙ったりする場合、ベイトタックルではフロッグやパンチングでヘビーカバーを狙う場合と、かなり限定的なものとなります。しかし、このような釣り方であれば、ナイロンラインやフロロカーボンラインとは比べものにならない圧倒的な性能を発揮します。

PEラインは同じ太さであればナイロンラインやフロロカーボンラインの3~4倍ほどの強度があります。そのため細い号数が使用でき、かつ糸癖がほとんどつかないので飛距離が出しやすいです。また伸びがほぼないので、フッキングが決まりやすいメリットもあります。

PEラインは製造工程が多いので価格は高めですが、劣化は障害物に擦れたときくらいなので、擦れやトラブルなく使えば2~3年は巻き替えなくて済みます。

デメリットとしては滑りがとても良いため、細い号数ではフックやスナップなどの金属に直結することが難しいです。ラインが太ければあまり気にしなくていいですが、細いと力が掛かったときに滑りやすく、ノットが抜けたり摩擦熱が発生したりして切れやすいです。そのためPEラインの先端はリーダーを結んで補強したり、「ダブルライン」といったラインシステムを組んだりして使うのが基本です。

また岩やコンクリートのような硬いものに擦れるとかなり簡単に切れてしまいますので、使う場所の状況には注意が必要です。

バス釣り用ラインの太さ選びの目安

ここではリール・釣り方別に、ラインの太さ選びの目安を経験も踏まえながらご紹介します。

その前にバス釣り用ラインは、ラインごとに太さの表示が違いますのでまずはそれを見ていきましょう。

ナイロンライン・フロロカーボンラインの場合

ポンド数の画像

ナイロンラインとフロロカーボンラインの太さは「lb(ポンド)」で表されていて、「6lb」や「6ポンド」のような形で記載してあります。

1lbは約450gの引っ張り強度があると覚えておきましょう。

PEラインの場合

号数の画像

PEラインは「号」を基準にlb(ポンド)が併記された表示が多く、「0.6号(10lb)」のような形で記載されています。

ラインはlb・号いずれの表記でも、数字が大きくなるほど太くなり、強度が上がるので覚えておきましょう。

ラインの太さの目安

以下は僕が30年以上バス釣りをやってきて、適切だと考えているリール・釣り方別太さの目安です。

●スピニングリールの場合
・ナイロンライン…6~10lb
・フロロカーボンライン…3~6lb
・PEライン…0.4~0.8号

●ベイトリールの場合
・ナイロンライン…8~30lb
・フロロカーボンライン…6~25lb
・PEライン…1~5号

●釣り方別
・スピニングリールで初心者…ナイロンライン8~10lb
・スピニングリールでワーム…フロロカーボンライン3~6lb
・スピニングリールでハードルアー…フロロカーボン4~6lb、もしくはPEライン0.6~0.8号
・スピニングリールで遠投…PEライン0.4~0.6号
・ベイトリールでハードルアー…フロロカーボンライン8~16lb
・ベイトリールでワームやラバージグ…フロロカーボンライン12~20lb
・ベイトリールでビッグベイト…フロロカーボンライン20~25lb
・ベイトリールでフロッグやパンチング…PEライン3~5号

注意点として、スピニングリールで太すぎるラインを使うと、ラインが一気に出て絡んでしまうトラブルが多発します。またベイトリールで細すぎるラインを使うと、ラインがスプールとボディの間に挟まったり、ライン同士が噛み込み合ったりしてトラブルが起きやすくなります。

上記を目安にして太さを選べばそれぞれの釣りがしやすく、トラブルも起きにくいのでぜひ参考にしてみてください。

Q&A・バス釣りでラインに色があると警戒されやすい?

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バス釣りに限らず、「ラインに色が付いていたら魚に警戒されてしまう」という話を耳にしたことがあると思います。結論から言えば、魚からするとラインの色は関係ないようです。

またラインを細くすれば見られないという意見もありますが、魚はコントラスト識別能力が高いとされていて、どんなに細いラインでも魚には見えているようです。ただ、魚はラインが見えていてそれがルアーとつながっていることがわかっていても、それを食べることで釣り上げられてしまうという危険の認識はできないようです。

色付きのラインを使っていたほうがルアーの位置を把握しやすく、ラインの動きでアタリを取りやすくなるので、僕は普通に使っています。とは言っても、ラインは透明なほうが心理的な安心感がありますので、僕も透明なラインを使うことはよくあります。

ラインの色に関する結論としては、「ご自身が好きなラインカラーを選んで使ってみてください」が答えになります。色付きでも透明でも、自分が好きなラインカラーを使うことで釣果に繋がるというのが、長年バス釣りをやってきた上での結論です。

バス釣りおすすめライン9選

ここではバス釣りのおすすめラインを種類ごとに分けてご紹介します。

PEラインのところでは本来別の釣り用として販売されているものもご紹介していますが、使ってみてバス釣りにも良かったものなのでぜひ使ってみてください。

バス釣りにおすすめナイロンライン

ダイワ バス-X ナイロン

バス-X ナイロンは、これからバス釣りを始める方におすすめの低価格なナイロンラインです。300m巻きで75mごとにシールが付いているので4回に分けて使えます。

ダイワ品質の安心感でバス釣りを楽しめる、初心者向けのラインです。

バリバス デッドオアアライブ ストロング

バリバスのデッドオアアライブ ストロングは、低伸度で高い耐摩耗性を持ったナイロンラインです。使ってみた印象は、ナイロンラインではあるけれども伸びにくく、ストラクチャーへのコンタクト程度であれば擦れも問題なしといったものでした。

高い性能を持つナイロンラインが欲しい方、またバス釣りを長年やっていてトップオンリーで使うなどの理由でナイロンラインを使いたい方におすすめです。

サンライン バススペシャル Version 4.0

カモフラージュ系カラーのナイロンラインが欲しい方には、サンラインのバススペシャルがおすすめ。スプールへのなじみがよく、ラインが一気に出てしまうトラブルが起きにくいです。

また、強い負荷に対して最後まで耐えきってくれる印象が強いです。

バス釣りにおすすめのフロロカーボンライン

サンライン ベーシックFC 300m

フロロカーボンラインを初めて使うのであれば、このベーシックFCから使ってみてください。スピニングでもベイトでも使いやすいおすすめのラインです。

300m巻きで75mごとにマーキングしてあるので4回に分けて使えます。

注意点として、ケースの黄色い取り出し口からラインを出して巻けるようになっていますが、巻いている途中で摩擦熱が起きてラインが弱る可能性が高いので、ケースからラインスプールを取り出して通常の巻き方でリールに巻くことをおすすめします。

バリバス デッドオアアライブ フロロカーボン

デッドオアアライブ フロロカーボンは、バス釣り用のラインで僕が一番気に入っている製品です。フロロカーボンラインとしては比較的しなやかで、クランクベイトやスピナーベイトといったハードルアーを使うのに最適です。今のところ、このフロロカーボンライン以外でハードルアーの釣りは考えられません。

またスピニングタックルにおいても、しなやかさが抜群の使いやすさをもたらしてくれます。ミドストをやるにもこれが一番です。

スピニングでは4~6lb、ベイトでは12~16lbがおすすめです。

クレハ シーガー R-18 フロロリミテッド

カバー撃ちやボトムの釣りのように、頻繁に擦れを伴う釣りで使うならシーガーのフロロリミテッドがおすすめ。以前は東レのフロロカーボンラインをカバー撃ちやボトムの釣りで使っていましたが、それが廃盤になってからはこちらを使っています。

ベイトではどの太さも問題ないですが、スピニングではトラブル軽減のため、3lbか4lbの使用をおすすめします。

バス釣りにおすすめのPEライン

バリバス デッドオアアライブ フィネスマスター PE X4

スピニングリールでPEラインを使うのであれば、バリバスのデッドオアアライブ フィネスマスター PE X4がおすすめです。ラインが見やすいようにマーキング(色分け)されていて、アタリをラインの動きで取りやすいです。

使うときは先端にフロロカーボンリーダーの6lb程度を結束して使ってみてください。

サンライン バススーパーPEライン

バススーパーPEは、長年バス釣り用PEラインとして発売されている製品。太い番手のみとなっていますので、ベイトリールでのフロッグゲームやパンチングに適しています。

強度や使い勝手への影響はありませんが、デメリットとしてラインの色が落ちやすいです。

バリバス ナマズ プレミアムPE

ナマズ用として発売されているナマズ プレミアムPEですが、バス釣りにも最適なPEラインです。僕はフロッグゲームやパンチングでこれを使っています。ラインカラーがホワイトで見やすく、8本編みなのでとてもしなやかです。

尖った特徴はありませんが、使ってみると「使いやすい」と思わず唸ってしまうPEラインとなっています。

ベイトリールにPEラインを巻いてフロッグやパンチングをするという方は、ぜひこちらを使ってみてください。

バス釣りはラインの選び方が大事!

バス釣り用ラインの使い分けについて簡単にまとめると、

・ナイロンラインは初心者向け
・フロロカーボンラインがバス釣りの基本
・PEラインは一部の釣りで圧倒的に使いやすい

となります。

ご紹介した選び方やおすすめラインを参考にして、ぜひご自身のバス釣りに役立ててみてください。

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