ショアジギングリールの画像

おすすめのショアジギングリール|釣り歴27年のルアーマンが選び方から注意点まで解説!

ショアジギングリールには青物など強い引きの魚に対応できる剛性やパワーが求められます。

選び方のポイントやダイワ・シマノの2020年最新おすすめショアジギングリール、実釣時にあると便利なアイテムまで、この記事でチェックしていきましょう。

書いている人のプロフィール

ルアー通を運営しているTと言います。

釣り歴27年のルアーマンです。

フィッシングカレッジ卒、釣具屋でルアー担当をしていました。

Twitter、YouTubeもよろしくお願いします。

hsrm85banner

ショアジギングリールについて

ショアジギングリールの画像

ショアジギングではブリやヒラマサ、カンパチなどの青物をはじめ、さまざまな魚を狙うことができます。これらの魚の強い引きに負けない剛性やパワーがショアジギングリールには求められます。もし剛性やパワーを無視してリールを選べば、せっかくの大物を目の前で逃してしまうことになりかねません。

この記事では釣り歴27年で元釣具屋、フィッシングカレッジ卒業生の僕から、ショアジギングリールの選び方をはじめ、ダイワとシマノから発売されているおすすめのショアジギングリール、実釣時にあると便利なアイテムまでご紹介していきます。

ショアジギングリール選びで大事な5つのポイント

ショアジギングで使うリールは、「スピニングリール」が基本です。一部ベイトリールを使うアングラーも居ますが、上級者向けで少数派だと覚えておきましょう。

ショアジギングリールを選ぶときには、大事な5つのポイントがあります。そのポイントとは、

①番手
②ギア比
③糸巻量
④ギア・ボディの剛性
⑤最大ドラグ力

以上5つのポイントです。これら5つのポイントを踏まえれば、まず失敗なくショアジギングに適したリールが選べます。

以下に具体的な選び方をわかりやすくご紹介します。

①番手

ショアジギングリールの番手の画像

ショアジギングリール選びで最も重要なのが「番手」です。番手とはリールの大きさ・糸巻量を表すもので、スペック表やリールに印字されている数字をもとに確認できます。数字が大きければその分リールのサイズが大きく、糸巻量が多くなります。

ショアジギングリールに適した番手は、「5000番もしくは6000番」です。近年では細分化された番手もあるので、正確には「5000もしくは6000が入っている番手」となります。

具体的には、

ダイワだと、「LT5000」「LT6000」
シマノだと、「C5000」「5000」「6000」

が、ショアジギングリールに適した番手です。ショアジギングでは太いラインをリールに巻き、強い引きの魚を相手にするので、これくらいの番手でないと対応できません。

5000番と6000番のどちらを選ぶかは、狙う魚の大きさとロッドの硬さによって決めるといいです。目安は3キロくらいまでの青物狙いで硬さがMHのロッドを使うなら5000番、5キロ以上の青物狙いで硬さH以上のロッドを使うなら6000番といったところです。

②ギア比

ショアジギングリールのギア比の画像

ショアジギングリールのギア比は、巻き上げの力を重視するなら「ノーマルギア」、巻き上げのスピードを重視するなら「ハイギアもしくはエクストラハイギア」を選びましょう。ショアジギングにエクストラハイギアをおすすめする人が多いですが、そのまま鵜呑みにすると失敗しますので注意してください。

ギア比の高いハイギアやエクストラハイギアは、巻き上げスピードを活かしたハイピッチな誘いができたり、ナブラが起きたときにいち早く回収して投げられたりといった「数字上のメリット」があります。その反面、デメリットとしてパワーがありません。実際に使ってみると30分もすれば腕がパンパンになります。パワーがないことは魚が掛かったときの巻きづらさにもつながり、魚の頭を制御できず根に潜られてバラす可能性も高いです。

一方のノーマルギアは、巻き上げの力が強く、魚の頭を制御しやすいのでキャッチ率を高められます。疲労感も溜まりにくいです。ただ、各メーカーがハイギア・エクストラハイギア推しとなっているのでラインナップされている番手が少なく、リールの選択肢がかなり狭いです。

以上のことを踏まえると、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえでギア比を選ぶ必要が出てきます。個人的にはノーマルギアを使っています。

ギア比はリールの番手を見て判断しましょう。番手が「LT5000D」のような場合はノーマルギア、「LT6000D-H」や「6000HG」のようにHが入っている場合はハイギア、「LT5000D-CXH」や「5000XG」のようにXが入っている場合はエクストラハイギアです。

③糸巻量

ショアジギングリールの糸巻き量の画像

ショアジギングリールは、PE3号を200メートル以上巻ける糸巻量があることを目安に選んでみてください。シマノでは糸巻量がPE3号190メートルの番手もありますが、その点は厳密に気にしなくて大丈夫です。

ショアジギングではPE2.5~4号を使用し、最低でも200メートルはリールに巻いておくのが安心です。トラブルが起きることを考えたり、ときに100メートル近くキャストした先で魚が掛かることもあり、そこから引き出されるラインも加味すると糸巻量150メートルでは不安が残ります。

糸巻量は最初にご紹介した5000番もしくは6000番の番手を選んでおけば、PE3号200メートルの基準をほとんどの場合満たします。ひとつだけ注意点として、「ダイワ・フリームスLT5000S-CXH」のみ5000番で糸巻量がPE1.5号200メートルなので、この番手だけ避ければ大丈夫です。

④ギア・ボディの剛性

ショアジギングリールのボディの画像

リールに強い負荷が掛かるショアジギングでは、ギアやボディの剛性も重視したいところ。

ダイワであれば、「タフデジギア」もしくは「アルミマシンカットデジギア」搭載で、できればボディにアルミ素材を採用しているリール、シマノであれば「HAGANEギア×HAGANEボディ」搭載のリールがおすすめです。まずはギアの剛性がしっかりしたものだと安心で、それを包み込むボディがたわみの少ないアルミ素材だとより剛性が高く、力の伝達率がいいので巻き上げパワーも強いです。

実売価格を目安にすると、1万5千円以上であればギア・ボディともに剛性の高いものが採用されている傾向があります。それ以下の価格だとギアのみ剛性の高いものを採用し、ボディは強化特殊プラスチックとしてあることが多いです。

⑤最大ドラグ力

ショアジギングリールの最大ドラグ力の画像

ショアジギングリール選びでは、最大ドラグ力も一応チェックしておきましょう。リールのスペックに最大ドラグ力の欄があるので、そちらで確認できます。

ショアジギングリールにおいては、最大ドラグ力が10キロ以上のものがおすすめです。現在、5000番もしくは6000番のリールであればダイワだと12キロ、シマノだと11キロもしくは13キロの最大ドラグ力があるので、実際には番手だけ見て選んでおけば大丈夫です。

【究極の選択】ダイワとシマノどちらを選ぶ?

ダイワの画像

ショアジギングリールに関してダイワとシマノどちらか一方のメーカーを選べと言われれば、僕はダイワを選びます。その理由は、ダイワのほうが「巻き続けやすい」からです。

ルアー用スピニングリールにおいて、ダイワは「S字カム方式」、シマノは「クロスギア方式」を基本的に採用しています。この2つを比べた場合に巻き続けられるのはダイワのほうです。釣具屋に居たとき双方のリールを糸巻きしていましたが、ダイワは一定の力でずっと巻けます。一方のシマノはスプールが頂点に達したとき抵抗が大きくなる傾向があり、そこで巻く手が止まってしまうことがよくありました。青物狙いではこの一瞬止まることがバラシの原因となることがあります。

ダイワのリールを持っている方は、試しにハンドルを回転させてスプールを上からタイミングよく押してみると、ずっとスプールを上下させ続けることができると思います。これは内部構造の違いによって、一方向に進みやすい特徴があることを意味しています。

もちろんシマノのリールは僕も好きで、小型番手はシマノを使うことが多いです。しかし、ショアジギングリールに関してどちらかを選べと言われれば、僕は間違いなくダイワを選びます。

ショアジギングリールおすすめ7選

ここではダイワとシマノから、おすすめのショアジギングリールをピックアップしました。いずれも選び方に合致した、現ラインナップで最新のショアジギングリールだけをまとめましたのでぜひチェックしてみてください。

ダイワのおすすめショアジギングリール

セルテート LT5000D

セルテートは、「モノコックボディ」の採用によりボディの剛性を向上、同時に大口径ドライブギアの搭載で巻き上げパワーを高めてあるリールです。僕自身使っているのが、セルテートのLT5000Dです。

パワーはもちろんですが、ローターに「ZAIONエアローター」が搭載されていて、巻き始めがとても軽いこともこのリールを使ってみて感じた大きなメリットです。具体的にはアクションのリズム感が取りやすく感じます。

ほかにも「LC-ABSスプール」搭載で、以前のセルテートより飛距離が出ることもメリットです。

自重295g
ギア比5.2(ノーマルギア)
PE糸巻量2.5号-300m
最大ドラグ力12kg
ブラスト LT LT6000D

アルミ素材の採用で高い剛性を持ったブラスト LT。最新の「LTコンセプト」でPE3号以上を使えるLT6000番、かつノーマルギアのリールだと、選択肢はブラスト LTのLT6000Dくらいです。

アルミ素材採用による剛性に加え、「LC-ABSスプール」をはじめとした機能を多数搭載しながら、実売2万5千円程度と大型リールとしては価格がお手頃。5キロ以上の青物狙いを考えているのであればぜひ使ってみてほしいリールです。

自重370g
ギア比5.1(ノーマルギア)
PE糸巻量3号-300m、4号-220m
最大ドラグ力12kg
レグザ LT5000D-CXH

コストパフォーマンス面で言えば、今回ピックアップした中でレグザが最もおすすめです。最新の「LTコンセプト」でギアは「タフデジギア」、ボディ素材にアルミを採用して剛性を高めてありながら、実売1万6千円程度です。

ハイピッチなアクションと巻き上げスピード重視で、PE2.5~3号をメインに3キロくらいの青物を狙おうと考えている方は、LT5000D-CXHがいいでしょう。

自重290g
ギア比6.2(エクストラハイギア)
PE糸巻量2号-350m、2.5号-300m、3号-210m
最大ドラグ力12kg
レガリス LT5000D-CXH

とにかく低価格でショアジギングリールを手にしたい方は、レガリス LT5000D-CXHを使ってみてください。実売8,000円程度で購入できます。

最新の「LTコンセプト」で、ギアには「タフデジギア」を搭載しているのでショアジギングリールとしての基本性能は十分。また軽さの点で言えば、250グラムとかなり軽いです。

ショアジギング入門用にぴったりで、サブに持っておくのもおすすめのリールです。

自重250g
ギア比6.2(エクストラハイギア)
PE糸巻量2号-350m、2.5号-300m、3号-210m
最大ドラグ力12kg

シマノのおすすめショアジギングリール

ステラSW 6000HG

ステラSWはシマノソルトウォーター用スピニングリールの最高峰。回転トルクを従来比約30%低減した「インフィニティドライブ」、ラインローラーに防水構造の「Xプロテクト」を採用するなど、シマノテクノロジーを結集したリールとなっています。

もちろんギアは「HAGANEギア」で、ボディは「HAGANEボディ」なので剛性は高いです。本格的なショアジギングを、リールの剛性を気にせず楽しむのであればステラSWです。

自重425g
ギア比5.7(ハイギア)
PE糸巻量2号-440m、3号-300m、4号-210m
最大ドラグ力13kg
サステイン C5000XG

3キロまでの青物中心で剛性はもちろんながら、ある程度軽いリールが欲しいのであればサステイン C5000XGをおすすめします。「HAGANEギア×HAGANEボディ」による剛性、「Xプロテクト」による防水、耐久性の高い「カーボンクロスワッシャ」採用で、ショアジギングに必要な機能は十分です。

価格面は実売2万6千円程度で、上位機種に当たるツインパワーとは約1万3千円ほどの価格差があります。コスパ重視で考えるとサステインがおすすめです。

自重285g
ギア比6.2(エクストラハイギア)
PE糸巻量1.5号-420m、2号-300m、3号-190m
最大ドラグ力11kg
ストラディックSW 5000XG

ストラディックSWは、比較的低価格でタフさに重きを置きたいアングラーにおすすめ。ローラークラッチとラインローラーに「Xプロテクト」を採用し、防水性を高めてあります。

ギアとボディは「HAGANEギア×HAGANEボディ」で剛性十分、「カーボンクロスワッシャ」採用でドラグの耐久性も十分です。一方で「CI4+ハンドルノブ」を採用して、軽くできるところは軽くしてあります。

実売2万3千円ほどでタフさに重きを置くならこのリールです。

自重310g
ギア比6.2(エクストラハイギア)
PE糸巻量1.5号-420m、2号-300m、3号-190m
最大ドラグ力11kg

実釣時にあると便利なアイテム

スプールベルトとノッターの画像

ここではショアジギングの実釣時にあると便利なアイテムをご紹介します。

スプールベルト

ショアジギングで使うリーダーの太さだと、太すぎてスプールのラインストッパーに掛けられないことが多いです。そんなときにリーダーをバラけず止めてくれるのがスプールベルトです。

ショアジギングで使う5000~6000番のスプールサイズであれば、ダイワ・ネオスプールベルト(A)のLサイズが目安です。

ノッター・ラインブレイカー

根がかりしたときにラインを切ったり、ノットの締め込みで役立ったりするアイテムです。

ショアジギングで使うPE2.5~4号+太いリーダーの組み合わせでは、根がかりしたときにラインを真っ直ぐにして引っ張って切るのに相当苦労します。切れたとしてもラインローラーやローターに強い負荷が掛かり、不具合の原因になることもあります。またノットの締め込みも、太いPEやリーダーではツールがないと難しいです。

コンパクトなもので構わないので、ひとつ持っておくことをおすすめします。

ショアジギングリール使用時の注意点

魚の強い引きが楽しめ、メタルジグを思いっきり遠投できるショアジギングですが、リールを使うときにちょっとだけ知っておきたい注意点があります。場合によっては怪我をしてしまったり、タックル破損の原因となってしまったりすることもあるので、以下に挙げる3点を覚えておきましょう。

偏光サングラスとグローブを装着

ショアジギングで使うメタルジグは、キャスト時にベールが突然返ったり、魚の取り込み時に外れたりして、自分に飛んでくる可能性があります。そのため、偏光サングラスを掛けておき、万が一に備えることが必要です。

また素手だとキャスト時に指をラインで切ってしまうことがあります。なので、グローブを装着しておくことをおすすめします。グローブをつけておけば移動の際に岩などで手を切ったり、メタルジグをアクションさせているときに手が痛くなったりもしづらいです。ショアジギングに関しては、5本指すべて隠れるグローブをおすすめします。

ハンドルをしっかり締め込む

ショアジギングでは特にリールのハンドルをしっかり締め込んでおきましょう。しっかり締め込んでおかないとフッキングの際、リールのハンドルに緩む方向の力が掛かり、魚が掛かっているのにハンドルが緩んでしまってすぐに巻けないなんてことが起こります。僕自身、何度か経験がありますので注意してください。

意識できるのであれば、フッキングの際、ロッドを立てると同時にハンドルを巻く方向へ回すとハンドルが緩むことなく、フッキングのパワーも高められます。

リールシートの緩みに注意

ショアジギングリールは重く、アクションや魚とのやり取りで大きな負荷が掛かりやすいので、リールシートが緩みやすいです。釣りの最中はリールシートが緩んでいないか、適宜チェックしておきましょう。

安心できるショアジギングリールを選ぼう!

ショアジギングリール選びのポイントをまとめると、

①番手は「5000番もしくは6000番」を選ぶ
②ギア比は巻き上げの力を重視するなら「ノーマルギア」、巻き上げのスピードを重視するなら「ハイギアもしくはエクストラハイギア」を選ぶ
③糸巻量はPE3号を200メートル以上巻けることを目安に選ぶ
④剛性の高いギア・ボディのリールを選ぶ
⑤最大ドラグ力10キロ以上のリールを選ぶ

となります。

ショアジギングはヒットチャンスが少ないものの、ヒットすれば強烈な魚の引きが楽しめます。この記事を参考にしてショアジギングリールを選び、ショアジギングを存分に楽しんでみてください。

関連記事一覧